あの人に似てる 影山side ページ17
影山side
｢なんでここに居る！？｣
｢はは。久しぶりだねぇ、影山くん。｣
バレーの練習がしたくて、
誰よりも早く入部届を出しに来た
体育館でボールをついていた。
突然開いた扉に驚くのも束の間。
ボールを止めて俺は目を見開いた。
中学校最後の大会で戦った相手だったからだ。
特に副主将は記憶に残っている。
スパイクやサーブを落とすこと無く
レシーブし、更にトスまで上げる。
俺はここまで完璧なリベロを初めて見た。
名前はたしかー
｢篠崎｣
｢覚えててくれたんだ。そう、篠崎A。A
って呼んでねー｣
へらへらと笑いを浮かべるこいつに、
ある人物が頭に浮かんできた。
｢｢やっほー飛雄ちゃん｣｣
あぁ。あの人か。
何か腹立つ。
｢何かAの喋り方が及川さんに似てて腹立つ。｣
｢おーっと全然嬉しくなぁーい。｣
この、のんびりと語尾を伸ばす感じとか。
そっくりじゃねぇか。
｢え、ちょっとお前ら知り合い？つーかA
王様と知り合いだったのかよ！！！｣
何か知らんがオレンジ頭のチビが入ってきた。
あ、主将か。
｢俺は日向翔陽。お前、名前は？｣
｢影山飛雄だ。｣
｢僕は篠崎Aだよー｣
｢｢知ってるからいい。｣｣
何かハモった？っていうのか、したし。
ふと思いつめたように
Aが肩を掴んできた。
なんだ。と肩越しに振り向くと。
｢影山くんさぁ。わた...僕のこと入学式で見なかっ
た？一応代表挨拶してたんだけど。
あたかも初めて見ましたって顔だけど見たよね？｣
記憶にないな。代表挨拶？
そんなのあったか？
｢知らねぇ。そんなのあったことすら知らねぇ。｣
｢つまりは寝てたんだね。この馬鹿が。｣
｢ああ？バカって言う方がバカなんだよ。｣
｢ふ。｣
こいつ鼻で笑いやがった。
しかも後ろの日向まで肩震わせてやがる。
小さいからって見えないと思ったら
大間違いだ。
小さいやつが小さいやつに隠れても無駄なんだよ。
｢まぁ。ここまでにしようか。そろそろバレー部
が来るよ｣
そして再び扉の開く音がした。
｢おー早いな。お前ら1年生か？｣
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南霧風@Dara(プロフ) - 夢主ちゃんがカッコ可愛いです！！そして最強説！！これ程いい夢小説は初めてです！（※ただ単に私があまり見ないだけ）っでも！！ハイキュー信者なので更新楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2018年9月25日 20時) (
レス) id: ee1ccd9f95 (このIDを非表示/違反報告)
佳世 - 更新楽しみにしてます！ (2017年10月24日 14時) (レス) id: e14bb7b2e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シホクマ＆十六夜 | 作成日時：2016年9月26日 18時
