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96話 ページ2

同じ苗字…





「ああ、彼奴ね…」



「知ってるの?」



「訳ありで」





脳裏に若草色の目をした彼奴を思い出す

厭な奴を思い出したな、忘れよう





「兎も角、鏡花ちゃんは甘いもの好き?」





唐突な質問で一瞬困惑した鏡花ちゃんだがコクンと頷いた


それを見た私は鞄の中からポーチを取り出し、その中にあったクッキーの小袋を数個 差し上げた





「さっきの様子じゃ乱歩さんから練り菓子貰えなかったでしょ?商店街の方からたくさん貰ったからあげる」





そう云うと鏡花ちゃんは少し明るい顔になった





「Aちゃんお菓子持ってるの?僕にも頂戴!」





乱歩さんは身を乗り出すが





「練り菓子あるので要らないのでは?」



「お菓子は沢山あればあるほどいいの」



「もう…はい」





机にある沢山のお菓子を横目に見ながらクッキーをあげた





「貴方も甘味の物が好きなの?」





鏡花ちゃんが私に尋ねた

まさにその通りなので





「うん。食べ物の中だったら一番好きだよ」



「…ついこの前に美味しい甘味処を見つけた。今度行こう」



「本当?私も行きつけの喫茶店があるんだ、今度一緒に行こうか」



「楽しみ_______お金無いから奢って」



「んん?私が?______まあいいや、入社祝いという事で」



「…橘堂の湯豆府も」



「それはパス」






「…なンだか姉妹みたいだね」



「あはは…ですね」





少し離れた位置に谷崎さんと敦さんが会話をしていた


--------------


「失礼します お約束の書類を届けに参りました」





叩敲(ノック)の音が聞こえると箕浦さんと婦警さんが入ってきた





「ああ!ご苦労さまです」



「あれ?この前部下が逮捕された箕浦くんじゃない」





賢治君が明るく挨拶すると乱歩さんは無神経な言葉を発した


その言葉に う、とギョッとした顔を箕浦さんはするが、すぐに「今日は別件だ名探偵」と表情を戻す





「その娘…此処の関係者か?似た人相の手配書きが来ていた。元孤児の少女で凄腕の殺し屋とか……世も末だ。嬢ちゃん 親は?身許を証明出来る物は有るか」





じりじりと鏡花ちゃんに近づく箕浦さん

元々物静かな彼女は無言を貫く

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迷たんてー(プロフ) - 甘納豆さん» ありがとうございます!休みとはいえ課題があるのであまり更新できないのですがこれからも待ってくださると嬉しいです! (4月30日 17時) (レス) id: 6dbc30054a (このIDを非表示/違反報告)
甘納豆 - すごい面白いです!更新待ってます! (4月30日 0時) (レス) id: 36a4cde316 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ちなつさん» ありがとうございます!そのコメントが私の創作意欲を掻き立てられます。更新頑張ります。(因みに名前はこうですがれっきとした作者本人です) (10月3日 23時) (レス) id: 6dbc30054a (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ - 面白かったです!続き、楽しみにしてます! (10月3日 21時) (レス) id: d7c2ad39a2 (このIDを非表示/違反報告)
迷いの犬の文豪迷探偵 - 文ストLoveさん» 令和早々コメントありがとうございます。幸先良いです。更新頑張ります。 (2019年5月3日 10時) (レス) id: 323969f727 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:迷いの犬の文豪迷探偵 | 作成日時:2019年2月22日 18時

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