95話 ページ1
「「同棲なんて聞いてませんよ!」」
朝イチの探偵社に私と敦さんの大声が響く
「部屋が足りなくてねぇ、それに敦君は私なんかより家事ができる彼女の方がよっぽど良いだろう?」
「慥かに太宰さんは食生活が危うい上家事を何もしませんがそれとこれとは話が別です!」
「あ、え、ううん?」
「私からも云わせて下さい。朝いつのまにか部屋が変わっていて置き手紙に“先に行ってるよ〜”なんて書かれても状況が把握出来ません」
「だからさっきから云ってるじゃない。同棲するんだって」
「そういうことじゃなくて」
先程から三人の言葉が弾丸の様に飛び交うが簡潔に説明させてもらうと、
敦さんと太宰さんは同棲をしていた。これは部屋の数の都合上でだ
そして最近新たに探偵社員が加わった
名前は泉鏡花ちゃん
敦さんのそばにいる物静かで和装をしている少女だ
鏡花ちゃんが寮に入ることによって____敦さんの時点で既に部屋が足りてなかったが____同棲しなければならない人が二ペアになったのだ
そしてその二ペアが敦さんと鏡花ちゃん、私と太宰さんになった
そして遡ること一日前_________
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「おはようございます」
マフィアビルを脱出した翌朝
太宰さんが何故かいないなか社に出勤した
まず目に入ったのは____
「………?」
和服に身を包まれた二つ結びの少女がそこにいた
そして少女の周りには先輩方
「あ、Aちゃーん!君もお菓子練ってみる?食べるのは僕だけど」
「………………?」
傾げていた首を更に傾げる
すると敦さんが説明しようとし前に出た
「ええと、この子は泉鏡花ちゃん。訳あって探偵社員になったんだ」
「…よろしく」
手短な説明をされると鏡花ちゃんが軽く会釈をした
私も軽くお辞儀をし
「私は島崎A。年は十五、好きなものは推理小説。よろしくね」
「…鏡花。年は十四、好きなものは兎と豆腐。________島崎?」
互いに自己紹介をすると鏡花ちゃんが不思議そうな顔をした
「貴方と同じ苗字の人が貴方を捜してた。任務を共にした事がある」
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ぺぽん(プロフ) - 迷たんてーさん» いえいえ、とても参考になりました。ありがとうございます! (2023年2月26日 6時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» に載せています。長文で申し訳ないです。 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» お返事遅くなりすみません。面白いと言っていただきとっても嬉しいです!そうですね、アイデアを出そうと思っても出ないものなので、ある時突然頭に降ってきます。あとは私は生粋の夢女なので、原作を見ている時に夢主はこんなことをするのかなと時折考えて、それを小説 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - しがない一般人さん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます (2023年2月26日 0時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました!オリジナルのお話も含まれていて飽きません。質問なのですか、どうやってオリジナルの話を考えていますか?イメージが突然降ってくるものなのでしょうか?良ければ教えてください! (2023年2月20日 3時) (レス) @page16 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷たんてー | 作成日時:2019年2月22日 18時