97話 ページ3
「あーと その娘はですね 話せば長いのですよ 。えーと先ずですね そもそもの始まりは僕がかつて政府の依頼でツチノコ探索の為に麦畑でコサックダンスしていた頃____」
助け船を出そうと思ったが既に手遅れだった
敦さんが酷い見切り発車をする事で入る余地が無いが____
「私の孫娘だ」
社長が現れる事で状況は変わった
「お孫さん?」
「孫だ」
「………………これは失礼」
箕浦さんが二人のの顔を見比べる事で納得したようだ
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「賢治 市警の置き土産は?」
刑事さん二人が探偵社を去った後 国木田さんは尋ね、お仕事ですと返事が返ってきた
「走行中の車が謎の爆発 市警でも投げた難題か____敦、やってみるか?」
賢治君から貰った茶封筒を見ながら云っていた
「何時までも乳呑み児では困る 他の社員に附いて仕事を覚えろ お前ならやれる」
「……はい!」
敦さんは元気よく返事をすると国木田さんが此方を向き
「島崎、お前も敦と他の社員で調査に行け」
「私も?」
「当然だ。まだお前は組んだ相手が俺と太宰と乱歩さんしかいないだろう。他の社員の手法も今の内に見ておけ。損は無いからな」
「島崎なら心配する事は無い」
そう云われ肩を叩かれ私の横を通り過ぎた
いつそこまで国木田さんに期待(?)されたのかは判らないが
「はい、頑張ります!」
探偵社員としてしっかりした行動をとらなければと感じた
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「あ、そうだ敦さん」
これをどうぞ、と鞄から昨日買ったネクタイピンが入った袋を取り出した
「これは…?」
「ネクタイピンです。入社祝いとしての物なんですけど…皆さんと一緒に服をプレゼントしたかったのですが生憎 最近探偵社に入ったばかりなので他の方々から無理をするなと云われまして」
この位しか用意できませんでしたが、と渡す
だが敦さんは全く気にもとめてないようで
「そんな事無いよ、すごく嬉しい。ありがとうAちゃん」
満面の笑顔で袋を受け取る敦さん
感謝の言葉を云われるとやっぱり嬉しいが少し恥ずかしくもなるのは何故だろう
早速ネクタイピンをつける敦さんだが
「…ん?最近入った?……ちょっと待ってAちゃん。最近入社したの?」
いつ?と聞かれるので
「敦さんが正式に入社する…三日前ですね」
指を折って数え三という数字を見せると驚いた顔をした
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ぺぽん(プロフ) - 迷たんてーさん» いえいえ、とても参考になりました。ありがとうございます! (2023年2月26日 6時) (レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» に載せています。長文で申し訳ないです。 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - ぺぽんさん» お返事遅くなりすみません。面白いと言っていただきとっても嬉しいです!そうですね、アイデアを出そうと思っても出ないものなので、ある時突然頭に降ってきます。あとは私は生粋の夢女なので、原作を見ている時に夢主はこんなことをするのかなと時折考えて、それを小説 (2023年2月26日 1時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
迷たんてー(プロフ) - しがない一般人さん» お返事遅くなりすみません。ありがとうございます (2023年2月26日 0時) (レス) id: 5339bce968 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - 面白くて一気に読んでしまいました!オリジナルのお話も含まれていて飽きません。質問なのですか、どうやってオリジナルの話を考えていますか?イメージが突然降ってくるものなのでしょうか?良ければ教えてください! (2023年2月20日 3時) (レス) @page16 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:迷たんてー | 作成日時:2019年2月22日 18時