人魚姫がお嫁さんになったら貢いじゃダメですか？【太宰治】

7：たまにはデレる人魚姫 ページ7

「治さん…。」

「ん？どうしたの？」




ご飯を作る治さんを後ろから抱きしめた。




「分かんないです…何か…こうしたくなりました。」

「可愛いからそのままいて。」

「ご飯の支度の邪魔になりませんか？」

「全く。他の女の人ならなっているけど、相手が君なら全くならないよ。むしろもっとしておくれ。」




ホントに変な人だと思う。めちゃくちゃ嬉しそうだし…。けど離れたくないから強く抱きしめる。時々そうしたくなる時があって、無性にしたくなる。



「明日はお休みだし…ベッドでイチャイチャしよっか。」

「うん…。」

「んー、やけに素直…可愛い。」

「いや…？」

「嫌じゃないよむしろ嬉しいよ。可愛いからそのままでいて、ご飯の支度のやる気出るや。可愛いなぁー、ねぇーキスして良いかい？」

「いーですよ。」



もっとして欲しい…私もキスしたい…。たくさんして…





「え…。」




唇は触れるけどフレンチキスだった。いつもは長いか深いキスなのに…





「何？物足りないかい？」

「うん…。」




物足りないよ治さん…。




「ベッドでね。」

「はぁーい…。」

「でも、素直なのは良いことだよ。私はとても嬉しいよ。」





治さんはそう言って私の頭を撫でてくれた。





☆☆☆



ドスさんと中也を出すかもと言いつつ…



タイミングと内容ときっかけがないことに気が付いた((

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