24：塩をかけて消してやりたいくらいに ページ24
Aちゃんには自室にいてもらって、私はリビングへ向かう。窓を叩いて騒ぐ輩が1人…声からして1人しかいないだろう。
「ちょっとちょっとー誰だい？他人の家壊さないでくれるかなあー…ダサ帽子小人ゴリラさん。」
「あぁ！？てめぇが居留守使って出てこねぇーからだろ！！インターホン鳴らしたのにぶった切ったの忘れねぇーからな！！」
あ、それはAちゃんがしたことだ。ちゃんと言いつけ通り守ったんだね偉い偉い。後で褒めてあげなきゃね。
「悪いけどぉー私はさっき帰ってきたんだよぉー。」
「はぁ！？嘘抜かせんな！！じゃあ誰が鳴らしたインターホンをぶった切ることできんだよ！！」
「知らないよそんなの。お化けじゃないのぉー？」
「ふざけるのも大概にしろ！！この包帯の付属品！！とりあえずとっとと開けろ！！」
「え、嫌だけど。」
私の天使な人魚姫のAちゃんを不安がらせたんだから入れるわけないでしょ。バカなの？この双黒(小)は。
中にはAちゃんがいるため、中也を家に入れるわけにはいかないしね。蛞蝓だけには見せたくない。
「早く入れろよこの女の敵！！」
「だから嫌。お引き取り願いたいね。」
「マジで窓を蹴破って入んぞ。」
「だから壊さないでくれるかなあ。弁償してくれんの？君が。」
「チッ…。」
諦めて帰ってくれたみたいで、急いでAちゃんの元へ行く。優しくギュッと抱きしめると背中に腕を回してくれた。
「大丈夫かい？怖い思いをさせたね…。」
「大丈夫です…治さん…すぐに来てくれたから…。」
「君からのSOSだ…。すぐに向かわないはずがないよ。」
「ありがとうございます…。」
「私が追い払ったからもう大丈夫だよ。」
今度中也の帽子に嫌がらせしなきゃね。私の天使で人魚姫のAちゃんが、こんなにも怖い思いしたんだから…。
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けらしあ(プロフ) - 初コメ失礼します！続編希望です！！とても楽しく読ませて頂きました。ありがとうございます (2019年9月27日 22時) (
レス) id: 4b00fe55ba (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - 完結おめでとうございます！ラストで泣きました！ぜひ、続編も見たいです！ (2019年9月27日 21時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
海月猫(プロフ) - 続編希望！ (2019年9月27日 20時) (レス) id: db1e8d80c6 (このIDを非表示/違反報告)
カト - 完結おめでとうございます！ぜひ探偵社編も見たいです〜！ (2019年9月27日 20時) (レス) id: 2445f38454 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮麗子(プロフ) - 最終話が美しすぎました･･･！探偵社編もぜひ見たいです･･･！検討の程お願いします！まずは！更新お疲れ様でした！ (2019年9月27日 17時) (レス) id: 3300853b00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中二半の彼女は霜月さん
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年9月18日 23時
