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4:なぜ ページ4

「A移動教室だ、一緒に行こうよ。」

「うん…良いけど…。」

「どうしたの?具合でも悪い?」

「あ、何でもないよ。」

「んだよ…なんかあるなら言えよA。」

「何でもないよちゅーくんも大丈夫だから。」

「だと良いけどよ。」

「うん大丈夫だから。」



へらりと笑う顔はいつもよりぎこちなかった気がする。だから余計に…今はとても思う…






なぜ気付いてあげられなかったのか…と。







春風が吹く季節には事は起きていた。





君が好きな薄く淡いピンク色した桜が散り、桜川と桜道を作るこの季節…




「きっといつか…この空を飛べる日は来るのかな…。」




そう呟いたときになぜ私は何も言えなかったのだろうか。

5:彼氏→←3:日常



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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年1月9日 0時

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