16：おみくじ ページ16
寒さが増し雪がふわふわと舞い始めてから年が明けた。
俺は一足早く進路を決めたのに対してセンター試験を選んだAと太宰はラストスパートに入る時期だった。そして3人でいつも通り初詣に向かった。
太宰とAは絵馬を書いていた。3人でお守りを買い、おみくじもした。
見てみたら凶と出て、大学受かって進路決まったっつーのに新年早々ろくな事ねぇーなと思った。
「おみくじどうだったー？」
と太宰に聞かれたので
「俺は残念ながら凶。」
と答えると
「私なんて大凶だよ…全く…。」
「はっ、ざまぁーみろ。ざまぁーみやがれ、ざまぁー。」
「でもちゅーくんあんま変わらないじゃん。」
「うっせ。そのまま落ちやがれ太宰！！」
「大丈夫私は受かる。」
「ほざいてろ大凶！！」
っていつものようにケンカした。
太宰が
「Aはー？」
とAにおみくじのことを聞くと
「んー？んー。」
と誤魔化して濁すように答えた。
太宰はそれ以上何も聞かずにおみくじをマジマジと見ると目を見開き何か言ったかのように聞こえた。
「何か言った？」
太宰に問いかけたが
「いーや何でもないよ。」
コイツはそう言ったのだった。
気にしなかったが、この時くじを無理やり奪って見てきゃ良かったな…って…。
それから1ヶ月後2人の第一志望の大学のセンター試験当日。そしてそれからすぐに第二志望と始まり、残りは学期末と卒業式を残すのみだった。
その日の夜…俺はAの部屋に行き試験のことを聞こうと思った。俺がアイツの部屋に行く時は必ず太宰の部屋を通らなきゃならなかったが、その太宰はいなくて出かけてると思った。
Aの部屋は明かりが消えていて寝てるのかと思った。けど実際は違った。薄らとぼんやりと明かりがついていたのだ。気になって覗いたら…
「ウソだろ…。」
その時の光景を俺は今でも忘れない…
信じられなかった。
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レイ - 感動する…。 (2018年1月18日 18時) (
レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 学校…？ (2018年1月16日 21時) (レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物やキャラを扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグお外し下さい (2018年1月15日 20時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中二半の彼女は霜月さん
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月15日 18時
