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「今年も一緒だね。」
「えーまたー?」
「またこの青鯖野郎と一緒かよ…そろそろ別離させてくれよ…。」
「まぁーまぁー良いじゃん。」
「腐れ縁と言うやつか…。」
義務教育9年+高校3年間も同じクラス…12年も一緒だ。そうとなれば誰だって嫌になる。それも嫌いなやつとだ。
「はぁ…マジ勘弁…。」
「俺も勘弁だわ。」
「私は嬉しいけどなあー。」
へらりと笑うふうきに言われて俺たちは黙ってしまった。いや、黙るしかなかった。
だってそんなこと言われたら誰だって黙ってしまうだろ。
だからいつもAはズルいと思った。
「今年も…よろしくな…。」
「はぁ…仕方なく…よろしくね。」
「うふふーよろしくねー。」
「さぁー教室向かいますか。」
「そうだねー。」
「ですね。」
このときはまだ幸せだった頃。
未来なんて知らない俺たち。
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レイ - 感動する…。 (2018年1月18日 18時) (レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - 学校…? (2018年1月16日 21時) (レス) id: d71b59a5f8 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物やキャラを扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグお外し下さい (2018年1月15日 20時) (レス) id: f4ac4daed2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2018年1月15日 18時