25:涙 ページ25
次の日の仕事を無理やり休み子どもたちとある場所へ向かった。
海の見える丘へ連れて行った。初めて来る場所にテンションが上がっている子どもたち。
「ココで待っててね。まずはパパが行ってくるよ。ママと2人きりで話したいことがあるから。遊んでてても良いけど遠くへ行かないように。分かったね?」
「はーい!!」
「うん!!分かった!!」
少し先へ進み2つの小さな石祠の前にしゃがみ込む。
「まずは…織田作…久しぶりだね…。4年ぶりかな…。私は君の言った通りに人を救う仕事をしているよ。毎日凄く楽しいよ。ってそんなこと織田作も知っているか…。」
次は隣の石祠の方を向く。
「やあ…A…久しぶり…君も4年ぶりかな…?子どもたちはとても元気だよ。子育ても仕事も一生懸命頑張っているよ。
今日は子どもたちを連れてきたよ。久しぶりに見るだろう。大きくなったよ。今連れてくるから待っててね。」
子どもたちの方へ行く。
「さぁ…ママとご対面だよ。」
有愛と侑を石祠の前に連れて行く。
「ママはね。この石祠の中にいるんだよ。」
「そうなの?」
「へー。」
「ママのことが好きなら見えるかもね。パパには見えるよー。」
おぉー、見える見えるー。目の前にいるぞー。とふざける。
ただのおふざけだったのに…。
「おバカさんね。子どもたちを騙すなんて酷いお父さんね。」
「A…どうして…。」
「アナタが呼んだからでしょ?」
「今までたくさん呼んたんだけどな…。」
また…
「えっ。ちょっ…。」
「アレ?なんでかな…。」
なんで…なのかな…
「アンタなんで泣いてるの?」
涙が溢れてくるの?
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世界のバカっこ!(プロフ) - 完結おめでとうございます!ママさんが亡くなってしまった辺りから大号泣で、子供ちゃんがママに会いに行って「見えたよ」の言葉でまた泣いて…絶対これ明日目腫れてます…。素晴らしい作品をありがとうございます!これからも頑張ってください! (2017年9月11日 1時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - めっちゃ面白い…!更新頑張って下さい! (2017年9月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
HINATA - 続きが気になります。更新頑張って下さい! (2017年9月9日 13時) (レス) id: e9557cabd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月8日 0時