12:傷ついた ページ12
ミミックの情報が書いてある資料を読んでいた時だった。
誰かが来たようでドアがノックされた。
「いいよ。入りな。」
「失礼します太宰幹部。」
声で誰か分かった。
「Aかい…一体何の用だい?」
「織田作さんに会ったから資料届けに来ました。それと…。」
「それと…?」
「それと…あの…。」
「早くしてくれない?私は今忙しいのだよ。」
前の私ならどんなに忙しくてもAにはそんな事言わない。かなり壊れてる。Aも太宰と言う呼び方から後ろに幹部を付けるほど距離と心が離れている…。
「すみません…。」
「用がないなら早く出て行ってくれるかな。」
「申し訳ありません…失礼しました…。」
傷ついた今にも泣きそうな顔。
脳裏にこびり付いて消えない…離れない…。
「クソッ…。」
「っ…ふっ…うぅ…っあ…。」
扉の前で彼女が泣いていることにすら気付かないまま…。
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世界のバカっこ!(プロフ) - 完結おめでとうございます!ママさんが亡くなってしまった辺りから大号泣で、子供ちゃんがママに会いに行って「見えたよ」の言葉でまた泣いて…絶対これ明日目腫れてます…。素晴らしい作品をありがとうございます!これからも頑張ってください! (2017年9月11日 1時) (レス) id: 391940a815 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ(プロフ) - めっちゃ面白い…!更新頑張って下さい! (2017年9月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 654834ecb1 (このIDを非表示/違反報告)
HINATA - 続きが気になります。更新頑張って下さい! (2017年9月9日 13時) (レス) id: e9557cabd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:中二半の彼女は霜月さん | 作者ホームページ:
作成日時:2017年9月8日 0時