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「半々だよ。死んでほしくないから壁内に残って欲しいけど、あの人の夢が地下室で叶う瞬間にも立ち会いたいし。どちらとも言えない。でもエルヴィンは行くって言っているんでしょ?









____半端な気持ちで。」








クッとリヴァイがこっちを見た。






「分かっているのか。」
「そりゃぁね。ずっと隣で見ていたから。」
「…」
「私は人類の為なんかよりも自分の夢に向かって戦って欲しい。今までそうだったように。でもあの人の考えを固める事は私には出来なかった。そして喧嘩をしてズルズルと今も気まずいまま。リヴァイも気づいていたの?」
「あぁ。俺もお前も考えは同じか。」
「うん。あんな状態のエルヴィンについていく訳がない。」







じっと何かを考えていたリヴァイがフフッと急に笑った。







「何?どうしたの。急に笑って気持ち悪い。」
「すまない。懐かしいなと思ってな。この状況。」
「え?」




リヴァイが胸ポケットからクルッと回しナイフを取り出した。









__ああ。地下街から来た頃にリヴァイにナイフを預けた時と全く同じ。









「__そんな事もあったね。あの時はエルヴィンについて行くって話をしたね。」
「今はエルヴィンについて行かないって話だな。」







ハハハハと二人で笑った。






「いつも私達の中心にはエルヴィンが居るね。」
「ああ。そうだな。__俺がエルヴィンの気持ちを固めさせる。お前は待っていろ。」
「分かった。頼んだよ。いつもの強欲エルヴィンに戻して。」
「了解だ。」




リヴァイを見送りベッドに倒れるように眠りについた。

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サキ(プロフ) - はじめまして。最初は長編なので少しずつ読もうと思っていたのですがあまりに投稿者様の文才が素晴らしくて最後まで一気に読み切ってしまいました。いままで物語を読んでこんなに泣いたのは初めてです。そして完結お疲れ様でした。ありがとうございました、 (2020年9月26日 0時) (レス) id: 18417183d4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。最後までお互いを想う夢主とエルヴィンがかっこよかったです。めちゃくちゃ感動しました。二次小説でこんなに泣いたのは初めてです。ありがとうございました。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8d864751da (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 最後まで読ませていただきました。最高です。泣きました。語彙力が無くなるぐらい素晴らしい小説でした。最期まで夢主を想うエルヴィンがほんっとにカッコよかったし素敵でした!感動をありがとうございました! (2019年12月28日 21時) (レス) id: dd11928539 (このIDを非表示/違反報告)
MAO(プロフ) - ラストは、涙が出て止まりませんでした!感動する話でした。ありがとうございます! (2019年11月15日 10時) (レス) id: 4d3a61d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - 完結お疲れ様です。ラストの方で号泣しました!ほんとに、小説でこんなに涙を流したのは久々です!素敵なお話をありがとうございました。 (2019年9月22日 23時) (レス) id: 42ce589bfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じゅく子 | 作成日時:2019年8月20日 21時

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