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数日後






バァァアン!!







リヴァイの豪快な蹴りがドアを突き破った。


ゾロゾロと入って行った調査兵が中の人間を拘束していく。









極北の地 ユトピア区



巨人からの襲撃の確率が一番少ないここには王政の中枢で莫大な資産を持っている貴族が住んでいた。







しかしクーデターが起こり旧体制の人間は拘束されたが隠れた者も居た。
その中心の貴族の家に押し入った。






まだ少し兵士を隠し持っていたようで反撃しようとする人たちを次々リヴァイが制圧していく。








「おぉ…リヴァイ頑張れ頑張れ」
「てめぇも少しは手伝え」
「えぇ〜」
「チッ…」





だって何もしなくてもリヴァイが倒してくれるし。







奥の部屋にまで押し入り
王政の裏で私腹を肥やしていた奴が逃げようとした所をリヴァイが抑え込んだ。








「どうもこんにちは。」





地面に押さえつけられた貴族の顔を覗き込んだ。






「旧体制に関わっていた奴らはみな地方の収容所に行きました。あなただけ隠れられるとでも思っていました?」
「クソッ!何で分かった!」







フフフと笑いながら見せた紙は数日前にリヴァイに見せたもの。






「クーデターが終わった後、すぐ王政の財務状況を調べました。うちの調査兵団は貧乏兵団でもあるので私も団長もお金には厳しいんですよ?すぐに使途不明金がゴッソリ…。国費の横流しの証拠も取れました。…旧体制で何をしていたかは知りませんがあなたの資産、全てヒストリア女王の為に使わせていただきますね。____連れて行って。」
「はい!」





部下が手錠を付けて連行していった。









「さすがリヴァイは頼りになるねぇ。全員ボコボコじゃない…」





次々と連行される人々を眺めた。





「最近戦っていねぇから体が鈍っちまった。」
「運動不足解消になったでしょ?」
「ああ。」





ニコッっとリヴァイに笑いかけた。





「押収したものの整理に行って来る。あとは頼んだよ。」
「了解だ。」








ポケットに手を突っ込み家を後にした。

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サキ(プロフ) - はじめまして。最初は長編なので少しずつ読もうと思っていたのですがあまりに投稿者様の文才が素晴らしくて最後まで一気に読み切ってしまいました。いままで物語を読んでこんなに泣いたのは初めてです。そして完結お疲れ様でした。ありがとうございました、 (2020年9月26日 0時) (レス) id: 18417183d4 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。最後までお互いを想う夢主とエルヴィンがかっこよかったです。めちゃくちゃ感動しました。二次小説でこんなに泣いたのは初めてです。ありがとうございました。 (2020年6月18日 17時) (レス) id: 8d864751da (このIDを非表示/違反報告)
サラミ - 最後まで読ませていただきました。最高です。泣きました。語彙力が無くなるぐらい素晴らしい小説でした。最期まで夢主を想うエルヴィンがほんっとにカッコよかったし素敵でした!感動をありがとうございました! (2019年12月28日 21時) (レス) id: dd11928539 (このIDを非表示/違反報告)
MAO(プロフ) - ラストは、涙が出て止まりませんでした!感動する話でした。ありがとうございます! (2019年11月15日 10時) (レス) id: 4d3a61d5d2 (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - 完結お疲れ様です。ラストの方で号泣しました!ほんとに、小説でこんなに涙を流したのは久々です!素敵なお話をありがとうございました。 (2019年9月22日 23時) (レス) id: 42ce589bfe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:じゅく子 | 作成日時:2019年8月20日 21時

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