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蒸発しかけているエレン巨人の奥で女型とミカサが戦っていた。
「あの子…やっぱり強い…。」
が硬質化に阻まれている。
リヴァイがスピードを上げてミカサに追いつき女型から引き離した。
「同じだ。いったん離れろ。」
「あれはブレードは通さない。別の策を考えよ。」
逃げる女型を追いかけつつ前方でリヴァイとミカサで喧嘩が始まった。
あの2人ほんと仲悪いよね。
こういう時くらい協力して欲しいんだけど。
「目的を一つに絞るぞ。女型を仕留めることは諦める。俺とAでヤツを削る。お前は注意を引け。」
スピードを上げたミカサが走る女型の前に出た。
女型がミカサを確認した瞬間リヴァイが後ろから接近する。
___女型も背後のリヴァイに気づいているな。でも、女型。君はリヴァイの早さについていける?
女型が振り返り拳をリヴァイに向けた。
__あーあ。それじゃ遅いよ。
攻撃をかわしたリヴァイが女型の手から肩まで転がるように削ぎ落していく。
誰にも真似できない技。
女型がリヴァイに攻撃している間にも私が関節の肉を削ぎ落していく。
リヴァイは早すぎて硬質化が間に合わない。
私は気配に気づけなくて硬質化が間に合わない。
リヴァイが目を潰し私は肉を削ぎ落し女型はついに体勢を崩した。
うなじを守るように木に背中をつけ右手でうなじをおさえている。
「まだ削ぎ足らないか…。」
リヴァイが右腕を削ぎに行ったのを確認してブレードを付け替える。
華麗な技によって右腕も力が入らなくなったようだ。
__これなら口を狙える。
女型に位置を悟られないように近くの木にアンカーを刺し飛び出す。
「よせ!」
突如リヴァイの声が響いた。
見上げると女型の左手が上がりミカサを叩き落とそうとする。
___私の位置からは間に合わない
すぐさまリヴァイが飛んでいきミカサを庇う。
これは…まずい。
スピードを上げ女型の口元へ向かった。
リヴァイがそのまま左の口の筋肉を
私が右の筋肉を削ぎ落す
口を閉める筋肉が無くなり開いた口からエレンが出てきて
リヴァイがエレンを抱え女型から離れた。
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作者名:じゅく子 | 作成日時:2019年8月14日 21時