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「私の事を知らないようなんで自己紹介しますね。私の名前はA。調査兵団団長エルヴィン・スミスの補佐をしている。憲兵団のナイル師団長とは昔から付き合いがあるのでよく憲兵団にはお邪魔させてもらっています。覚えてもらえました?」
コクコクと涙を浮かべながら必死にうなずく。
「なら良かった。」
「A。」
エルヴィンの声がして顔を上げるとエルヴィンとピクシス司令と憲兵の幹部の人が来ていた。
「おお。久しぶりだな。Aちゃん。」
「ピクシス司令お久しぶりです。」
「ずいぶん美人になったな。ぜひワシの嫁に。」
「ピクシス司令。それは後で。」
エルヴィンがつかさず口をはさんだ。
ちょっと怒っているのかわいい。
「A。すまないがエレンは憲兵団が一度身柄を拘束することになった。」
そう…。と言ってブレードを抜いた。
___エルヴィンの言う事は絶対だからね。
口に突っ込んでいた兵士はひぃぃぃと言って起き上がり走って幹部の陰に隠れた。
腰抜け野郎…巨人のエサにしちまおうか。
「Aさん。申し訳ありません。うちの部下が失礼をしたようで…。」
「あー。良いよ別に。ただ自己紹介していただけだから。」
シーンと微妙な空気が流れた。
まいいや
後ろを振り向き守っていた3人に近寄った。
「ごめん。さっきの通り上で話が決まっちゃったからエレンは一度憲兵の方に行く。」
ミカサとアルミンが途端に暗い表情になった。
ああ。私達が来る前もかなりひどい事言われたんだろうな…。
大方予想がつく_____
しばらくして憲兵が集まりエレンを連れて行った。
ピクシス司令とリコも事態の収束の為に去った。
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作者名:じゅく子 | 作成日時:2019年8月14日 21時