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門の上で骨をバキバキいわせながら準備体操をしていると隣にリヴァイが立った。
「リヴァイ。行ける？」
「ああ。いつでも行ける。」
2人でガチャンとブレードを取り出し外扉を見据えた。
「A。遅れるなよ。」
「やかましいわ。」
門の上から飛び降り最高スピードで外扉への最短ルートを飛んでいく。
流れるように巨人をかわしながら町の被害の状況を見ていると死体の中に何人か訓練兵の紋章をつけた人が居た。
「そっか…訓練兵も参加させられていたのか…。」
「おいA！もうすぐ外扉が確認できるぞ。」
リヴァイが近くを飛んで叫んだ。
「分かった！」
屋根上に飛び出し外扉に目を向けた。
＿＿＿＿え？
「ねえ…リヴァイ。巨人って岩を運ぶっけ？」
「俺は知らねえな…。」
少しスピードを落として並んだ。
目線の先には巨大な岩を運んでいる巨人。
「あの運んでいる巨人に他の巨人が引き寄せられていたって事？」
「だろうな。奴の周りを立体機動で何人かが飛んで守ってる。あの岩で塞ぐ気か？」
「かもしれない。とりあえず向かおう。」
「ああ。」
再びスピードを上げて外扉を目指すが、先に巨人が外扉の穴を岩で塞いだ。
倒れた巨人に何人か人が近寄っているのが遠くから見える。
そして彼らに近づく巨人も。
「A、お前左やれ。俺は右やる。」
「了解。」
スピードそのままに突っ込んだ。
ザシュッッッ
巨人のうなじを間一髪で削ぎ落す。
「おい…ガキ共。これは…どういう状況だ。」
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作者名：じゅく子 | 作成日時：2019年8月14日 21時
