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新団長に就任しエルヴィンによる調査兵団の新体制の構築が始まった。
昔からの班員の多くは分隊長やその下に着きリヴァイは兵士長に任命。
そしてリヴァイ班が作成され兵団トップの実力へと変わり壁内でリヴァイの名を知らない人は居ないほどの強さを誇っていた。
私はどの立場にも属さず一兵士としていたがエルヴィンの隣で秘書(自称)を続けている。
「やっぱり消えたのかな。ハンジはどう思う?」
「人類は巨人の事を何も知らないからね。ありえない話ではないと思うよ。消える巨人…捕獲してあんな実験やこんな実験を…むふふふ。」
駐屯兵団から貰ったシガンシナ区陥落の報告書をペラペラとめくった。
「でも超大型巨人は見られなかったけど、Aとリヴァイは鎧の巨人を見たんだろ?消えた時も近くにいたって。」
「そう。私達は壁外から門を監視していた。飛ばされなかった駐屯兵は壁内から見ていた。あんな巨人、絶対見逃すはず無いのに消えた。それに超大型が現れた時も本当に近くに居た人は焼けてしまったけど少し離れた所に居た人が生き残っていて証言してくれた。」
「何て?」
「蒸気が晴れたら何も居なかったって。」
「うーん。壁を壊した巨人だけ不可解な行動が多いね。新種かなあ!?」
ハンジの鼻息が荒くなってきた所へエルヴィンが会議から帰ってきた。
「はいこれ。駐屯兵団から報告書もらってきた。」
「早いな。ありがとう。」
「いーえ。そうだ。ハンジもお茶にしよう。」
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作者名:じゅく子 | 作成日時:2019年8月14日 21時