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砲撃を受けていた巨人だったがダメージは全く通っている気配もなくただ立っていた。
がしかし、急に顔を少し上げた巨人はウォールマリアの門へ突進を始めた。
「おい!避けろ!」
ドカォォオオォン
リヴァイの叫びもむなしく地上に居た駐屯兵と逃げていた住民は門と共に遠くへ飛ばされた。
「最っ悪だ。」
「ああ。あの巨人を仕留めるぞ。」
「うん。」
壁から飛び降り急降下
まだ土煙が上がっていて巨人の姿が確認できない。
「チッ。姿が見えねえな。A気をつけろよ。」
「分かってる。」
煙の中を2人で飛ぶが巨人が見当たらない。
捜索をやめ壁に張り付き煙が晴れるのを待った。
ビュウウゥゥゥゥゥ____
風が私達の間を通り抜けた。
「うそだろ…。」
「そんなことって…。」
___口が塞がらなかった。
巨人が居たはずのそこには
山のようなガレキと駐屯兵と住民の死体しか無かった。
「__リヴァイ。エルヴィンと合流しよう。もうシガンシナ区を守ってもウォールマリア内まで巨人が入ったら帰れない。」
「そうだな。」
壁上へもどり町を見渡した。
「おいあそこだ!」
リヴァイが指を指した先には巨人と戦っているエルヴィンとその仲間。
「俺はエルヴィンの周りの巨人をやる。お前は報告を。」
「わかった。」
エルヴィンのもとへリヴァイと向かった。
少し前を飛んでいたリヴァイが華麗に2体仕留め
最後の1体を討伐しに向かったのを見てエルヴィンの隣に着地した。
「リヴァイ。それにA。どうした?」
「ウォールマリアの壁もやられた。ごめん。リヴァイといたけど防げなかった。」
「そうか。あの音は突破された音だったか。2人ともケガは?」
「大丈夫。ブレードもガスも余裕ある。」
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作者名:じゅく子 | 作成日時:2019年8月14日 21時