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五条「A、1回言ってみて」
『やだ。……ねぇ動画回さないで』
硝子と夏油は喉が渇いたと自販機のある所へ行き、
そのまま教室から出ていった。
五条「"ご奉仕させてください"ほら言って!」
『ねぇ最低だよそれ』
五条「はーやーくー!」
五条ってこんなんだったっけ?
…いや、こんなんだった気がする
こういうことしたくてハロウィンパーティーしたいって言ったわけじゃないのに。
私はただ、
五条がいつか10月31日を思い出す時に
最悪なあの日じゃなくて今日のことを思い出して欲しくて…。
『………ご奉仕させてください、悟様』
五条「……お願いしま___」
スパァン!!!とすごい勢いで教室のドアが開いた。
夜蛾「
五条「やっべ!!A、逃げろ!!!」
『え、別に何もしてな___』
いきなり私の手を引いて教室から出て走り出した五条。私は手を引かれてついて行くのに精一杯だ
後ろからは夜蛾サンの怒鳴り声が聞こえてくる
ああ、これ後ろから追われてる。
五条「俺が王子様でAがメイドって、駆け落ちかよ!!」
『ふふ、確かにそうだね!』
ああ、楽しい
すごい速さで廊下を走り抜ける私達に
怒って叫ぶ夜蛾さんの声。
このまま楽しい時間が止まればいいのに。
『ねぇ、五条!!』
五条「なに!?」
『大人になっても、今日のこと忘れないでね』
五条「聞こえねぇって!大きな声で言えよ!」
『ほんとに駆け落ちしたいなって言ったの!』
五条「……………え!?!?する!?」
『あははっ、しないよばか!』
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+1(プロフ) - ふぇがさりさん» コメントありがとうございます。惹き込まれるなんて素敵な言葉、とても嬉しく思います。応援よろしくお願いします。 (7月30日 21時) (レス) id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇがさり(プロフ) - とても素敵な作品でした!今まで見た作品の中で、失礼なお話ですが惹き込まれる物でした。素敵な作品をありがとうございます (7月30日 1時) (レス) @page37 id: 2f6a1b36e1 (このIDを非表示/違反報告)
+1(プロフ) - 抹茶さん» コメントありがとうございます。内容を褒めていただいてとても嬉しいです!応援よろしくお願いします。 (7月29日 9時) (レス) id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - お話の内容凄く面白いです!もっとのびるべき!!! (7月27日 14時) (レス) @page33 id: b597f5ebd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:+1 | 作成日時:2023年7月8日 15時