検索窓
今日:34 hit、昨日:18 hit、合計:355,261 hit

1 ページ1










ハッと意識が覚醒する。

目の前には五条の顔がいっぱいに広がっていて
距離が近いなぁ、と見つめる。

少し離れたところに夏油がいて小さく安堵した
硝子はグラウンドに引かれた白線を触っていて。

五条「おい、聞いてんのかよA」

『……ごめん、なんだっけ?』

五条「木の下で日避けてると思ったら寝てんじゃん!心配になって俺が声掛けてやったの!!」

『あぁ……今そういう時間…』


今は何時だ、そう思って携帯を取りだし確認。

この時間で外にいるってことは体育…かな。
夜蛾サンはいないし、多分各自でやっとけ授業なんだろう。

夏油が五条を呼んでいる声が耳に入る。


五条「…A、なんか疲れてんの?」

『大丈夫だから、夏油の方行ってあげて。呼ばれてるよ』



"大丈夫"は魔法の言葉だ。
口にすると本当に大丈夫な気がしてくるから。


五条「なぁ傑ー、Aしんどいっぽい」

夏油「水分は摂った?医務室行くかい?」

こっちに駆け寄ってきて私のおでこに触れる。

こいつもこいつで距離感バグってるなぁ
…あぁ、そういう奴だった気がする


硝子もなんだなんだとこっちに寄ってきた。


『大丈夫だよ、多分軽い熱中症。』


スマホ(・・・)ではなく、ガラケーを操作して日付を確認すると


『……今、2005年?』


五条「おいおい、暑すぎて頭バグった?」

夏油「A、大丈夫かい?」

家入「夏終わったばっかだけどまだ暑いよね」

『9月…。』

家入「結構重症?医務室行こうよ」

『や、ほんとに大丈___』

五条「俺連れて行くわ」

そう言って私の腕を掴んで歩き出した。

私の言葉を遮るほどの事だろうか
本当に大丈夫なのになぁ…。



半ば無理やり医務室に連れてこられた私

五条「そこ座れよ。冷えピタかなんかあるかァ?」


ガサガサとソレを探す五条

御三家の1人である彼にそういうことをしてもらうなんて、私は結構彼とこの頃から既に仲が良かったのだろうか…夏油には負けるけど。


五条「なぁA」



『なぁに』



五条「…お前ほんとにAか」


『…』

2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (348 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1009人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , さしす組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

+1(プロフ) - ふぇがさりさん» コメントありがとうございます。惹き込まれるなんて素敵な言葉、とても嬉しく思います。応援よろしくお願いします。 (7月30日 21時) (レス) id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇがさり(プロフ) - とても素敵な作品でした!今まで見た作品の中で、失礼なお話ですが惹き込まれる物でした。素敵な作品をありがとうございます (7月30日 1時) (レス) @page37 id: 2f6a1b36e1 (このIDを非表示/違反報告)
+1(プロフ) - 抹茶さん» コメントありがとうございます。内容を褒めていただいてとても嬉しいです!応援よろしくお願いします。 (7月29日 9時) (レス) id: c0149b08f5 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - お話の内容凄く面白いです!もっとのびるべき!!! (7月27日 14時) (レス) @page33 id: b597f5ebd3 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:+1 | 作成日時:2023年7月8日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。