[戦国BASARA]君がくれた『思い出』と言う名の“宝物”

れっつごー！！！厳島！！ ページ4

「そんじゃあ行ってくるから良い子にしてんだぞ？」

「うん！にぃにきょーつけてね！！」

渚沙ちゃん、元就に抱かれて笑顔でお兄ちゃんに見送りです。

「毛利ぃ！渚沙に何かあったら許さねぇからな！！」

「フン、その様な危険な目に渚沙を晒すと思うか！馬鹿者め。早よ、行って参れ。」

「へいへい。んじゃあ行ってくらぁ！」

渚沙の頭を撫でると元親は岡豊城を後にした。

「さて、では渚沙参るか。」

「なりぃ、にぃにはやくかえってくるぅ？？」

「そうだな。彼奴のことぞ。直ぐに帰ってくるわ。」

「なら、なぎさ良い子にするっ」

満面の笑みで笑い、持っていたお人形をぎゅうっとする渚沙ちゃん。
その姿が可愛らしさです。

「ならば参るとするか。我が安芸の国に」

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「なぁりぃ！！あのまっかなおうちがなりのでしょ？？」

「そうよ。あれは厳島神社と言うぞ」

「いつくしまじんじゃー？じんじゃー………」

どうやら神社という言葉はまだ渚沙ちゃんには早いようです。

「なりのおうちまっか！！もみじさんみたい！！」

渚沙ちゃん、どうやらご機嫌の様子です。
そんな渚沙に元就はふっと微笑をこぼす。

「元就様がお戻りになさったぞ！！」

「早く出迎えを！！」

中から元就の部下の声が聞こえてくる。ドタバタと騒がしいことこの上なし。

「ご無事で何よりです。元就様。」

「そちらは、長曾我部の妹君で御座いますか？」

「さよう。暫くは我が厳島で過ごすことになる。」

こうして渚沙ちゃんの厳島生活が始まろうとしていた。

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