[戦国BASARA]君がくれた『思い出』と言う名の“宝物”

元就さんの策！策に用いた道具はまさかのアレ！？ ページ27

「……さっ真田！？それに渚沙もか！？」

丁度小十郎くんと元就さんの間を風のように走り去っていった幸村くん。

驚きで声がでない智将さんたちです。

「………はぁ。真田、彼奴は阿呆か？」

溜め息しか出ない元就さん。

「どう捕獲するかだな。」

そんなことを独り言のように言う小十郎に元就はニヤリと笑った。

「フン。全ては我が策のうちよ。片倉、先回りするぞ」

「このことまで見通してたのか！？」

びっくりする小十郎くん。
そりゃあびっくりです。

流石は元就さん。詭計智将の名は伊達じゃありません。

此処のことは一番元就さんがわかってますからね。

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「んで、テメェは何を仕掛けてるんだ？」

「それを貴様に言うわけなかろう？我が策が露呈してしてしまうのでな。」

当然のことのように言う元就さん。

「……まあ、今回は貴様に動いてもらう故教えねばならぬな。」

あれ？気が変わったらしくというか案外素直ですな。元就さん。
というかどっち何でしょうか？

「一つはあれよ。」

茂みに隠れてる元就さんと小十郎くん。
その茂みから元就さんは斜め前を指差します。

「？紐か？」

「さよう。」

元就が指差す方向にあったのは木と木の間に一本の紐がぴんっと張られていました。

ようは転ばせようとしてるのですね。

けど、ほんとにわかりずらい紐です。
透明度が高いというか何というか……

「あの紐やけに透明すぎねぇか？」

おっと小十郎くんが代弁してくれました。
丁度小十郎くんも思ったところだったようです。

「そうであろう？これは確か……ピアノ線といったか？…かなり入手に苦労したのよ。」

この時代にピアノ線なんて存在するのかぁぁぁ！！っと思ったそこのあなた！！
ピアノ線は戦国時代を通り越し約1700年代くらいに誕生していますので存在しません。…が此処は見逃してくだされ！

と、話戻して。

得意げに自慢する元就さん。
そんな元就さんに小十郎くんは首を傾げます。

「…ん？ピアノ線？どっかで聞いたこと…………ってそりゃ駄目だろ！！！さっさと外せ！毛利！！」


「何を申しておる。これからが見物よ。ピアノ線とやらに興味があるのでな。」

あれ？珍しく元就さんピアノ線が分からないようです。智将にもわからないものはあるものなのですね。

「チッ。まさか毛利、ピアノ線のこと知らねぇんじゃねえのか？」

策略部の新たな策略！？→←「みぃぃなぁぁぎぃいいるぅぅううあああああ！！！」！！！幸村くん！猛ダッシュ！！目指すは厳島神社！！

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