青春よ、永遠なれ。【瀬名泉】 (ページ2)

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ツンデレ……？ページ2

さっきよりだいぶ元気になってきた。
それにしても優しい(？)人めっちゃいい匂いする……。
このまま寝れる。

泉「ねぇ」

私がうとうとしていると優しい(？)人が不機嫌そうに声を掛けてきた。

泉「あんたプロデュース科に転校してきたAでしょ」

え、なんでこの人私のこと知ってるの。
怖い怖い怖い怖い

泉「そんなあからさまに怖がらないでくれるかなぁ。俺がストーカーみたいになっちゃうでしょ～？」

『えと、なんで知ってるんですか？私の名前……』

泉「1人目のプロデュース科で、しかも女子。噂にならないわけないでしょ～？」

そうだった。ここは昨日まで男子校で、しかも私がたった1人の女子、プロデューサー。
ただただモブとして生きてきた今までとは違うんだ。

『そう、ですよね……えっと、あなたは……？』

泉「俺は3年A組の瀬名泉。あんたより年上なんだから、ちゃんと敬ってよねぇ？」

ただでさえやらかしてるのに先輩に迷惑かけてる……。
これは明日から3年生の皆様からいじめられるパターンか。
さようなら、私の輝かしい青春。
今まで何かあったわけじゃないけどありがとね。

泉「俺のこと無視するなんていい度胸してるねぇ？」

『ひえぇぇぇぇええええ、ごめんなさいいいいいいい』

やっぱそうだ……私明日からいじめられる……。

泉「まったく……ほら、着いたよ」

『すみません、本当にありがとうございました……』

泉「別に～。ま、体調管理は基本中の基本だから、気をつけるんだよ～？」

あの人、優しいのか優しくないのかわからなかったな……。
もしかして、ツンデレ……？？？？