第117話 ページ23
〜臨也side〜
笠原「最近、赤いスカーフを付けた女性を、新宿で見るという情報が、当方に入っております」
臨也「新宿ですか」
早速良くない情報が入ってきた。
本当に『新宿で見る』程度の情報なら良いけれど、俺の事務所の近くで、まで情報が絞られていた場合は、どう対処しようものか。
臨也「丁度、私の拠点がある場所ですね。もしそれが本当なら、私としても探しやすくなるのですが」
笠原「左様でございましょう。既に当方でも新宿へ調査員を派遣していますが、折原様は土地勘もありますでしょうし、Aさんの捜索の先頭を切っていただきたく思います」
臨也「そうさせていただきます。……地域等は絞られていないでしょうか？ 単に新宿といいましても広いので、ある程度見当をつけれればと思うのですが」
笠原氏は、少しうつむきながら、首を横に振った。
笠原「残念ながら、そこまでの情報は入っておりません。情報が入り次第、お伝えさせていただきます。折原様も、何かつかめましたら、私の方に一報をいただければと存じます」
臨也「承知しました」
まだそこまでの情報は流れていないようだ。
ただ、こうなれば本当に、Aちゃんの外出を止めないといけないな。
臨也「分かりました。では、現時点での手掛かりは、出没地域が新宿区周辺だということと、身に着けているものとして真っ赤なスカーフ、といったところでしょうか」
笠原「……そうですね」
一瞬、間のある返事。
臨也「……何か引っかかる点でも？」
笠原「ええ、少し」
臨也「調査に差しさわりがあるようなことでしたら、なるべく私にも教えていただければ、と」
笠原「そう、ですね」
笠原氏は一呼吸置き、声量を下げて話し始める。
笠原「……その、真っ赤なスカーフ、という点なのですが、大崎の施術はまだ終わっていないようでして。それは、本当に目印になるのかどうか……」
臨也「施術？」
笠原「左様でございます。ある理由により、Aさんは『真っ赤なスカーフ』を身に着けなければならない状態にあるのですが、そのための施術が途中でして、状態が不完全な状況です。したがって、必ずしも真っ赤なスカーフをつけているとは限らないのです」
臨也「と言いますと、確実な情報は新宿区周辺で目撃されている、ということだけですか」
笠原「そのようになります。ただ……真っ赤なスカーフなどなくても、
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ささ - もう見ていらっしゃらないでしょうけど、完結待ってます…(；＿；) (2022年9月1日 8時) (
レス) @page33 id: 5b567d925d (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - すっごく面白いです！ 完結楽しみに待ってます! (2019年10月20日 19時) (レス) id: dd46f74fc3 (このIDを非表示/違反報告)
せかすと(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます！嬉しいです(´；ω；`) それなんですよね！！完全にどっかいってます！もうすぐ主人公ちゃんが戻ってくるので、そこで……きっと……orz (2017年10月23日 0時) (レス) id: 10c3da28dd (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - 続編おめでとうございます。このシリーズ大好きです!もっといちゃいちゃ増えればいいななんて思ったりして...。続きが楽しみです! (2017年10月18日 22時) (レス) id: 65cd2a92ba (このIDを非表示/違反報告)
せかすと(プロフ) - Sora＠白楽さん» ありがとうございます！！！ 1話に2週間かかってますが、気長にお待ちください……orz (2017年10月2日 0時) (レス) id: 10c3da28dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せかすと | 作成日時：2017年9月18日 22時
