16km/h ページ18
.
「実は!みんなにはあともう一つありまして〜」
座り直した園子ちゃんが声高々にお知らせする。
最大限のお礼がまだあるのか・・・さすがだな鈴木財閥様・・・
「じゃじゃじゃ〜〜ん!」
そう言って少し豪華な封筒数枚を扇状に広げた。
探偵団がなんだなんだと集まると、「なんでしょ〜?」と少し楽しそうに聞く園子ちゃん。
コナンくんと哀ちゃんも少し気になってるご様子。かわいい
「これはね〜、今 全国で抽選してる〜真空超電導リニアに乗れる・・・
プラチナチケットでございまぁ〜す!」
「園子様!」と大歓喜の探偵団に悲しいお知らせ・・・
さすがの園子様も6枚しか入手出来なかったらしい。
探偵団は指を立てながら数え、園子ちゃん、蘭ちゃん、あたし、哀ちゃん、コナンくんと順に指差し、8人いるとこにショックを受けていた。
「いやいや!ワシを入れて9人じゃ!」
カメラワーク的に画面に映り込むような形でツッコミを入れる博士。
指を動かしてる時にみんな抜かれてるんだろうなぁ、と完全に劇場版だと決め込んで想像する。
「あ、博士とAさんは大人だから辞退が決まってるわ」
「えぇーっ!?いつの間にー!」
「えぇ!?Aお姉さん行けないのー!?」
まぁイレギュラーな存在で尚且つ大人なので。
お土産話を楽しみにしてることを伝えると、チケットをかけた劇場版恒例博士クイズが始まった。
園子ちゃんが一番公平だと豪語したのに、コナンくんと哀ちゃんが瞬殺してて・・・
博士が可哀想だったけど、哀ちゃんはリニアに乗りたいらしいので仕方ない。
もちろん正解したので、残り4枠。
もうその後は"園子姐さん!!"と叫びたくなるような、園子ちゃんの良い女っぷりを見せてもらいました・・・
ホント良い姉御だよ園子ちゃん・・・京極さんを幸せにしてあげるんだぞ・・・
(※気持ち程度のクイズバレ防止)
リニアチケット争奪戦も終わり、日が傾きだしたのでみんなで帰路につく。
可愛いクラクションが鳴ったかと思えば、コナンくんはスマホを忘れたことを告げ探偵団に先に帰るよう言った。
蘭ちゃん達も用事があるのか、コナンくんを待たな...え!?今 蘭ちゃん"タピる"って言った!?
JK和佳奈ちゃん・・・
驚きつつも車に乗ろうとしたら静止をかけられた。
「Aさんは夕ご飯の用意をお願いします」
「・・・は?」
久しぶりに低い声出たわ
143人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年4月23日 15時) (レス) @page34 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - めっちゃ面白かったです!これからも更新楽しみにしてます! (2021年11月14日 7時) (レス) id: 909490fd58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふたみや遥 | 作成日時:2021年8月8日 0時