【歌い手】とりあえず自称モブが紙飛行機投げたら主人公達の出会いを変えちゃった話

5話 接触禁止 ページ6

朝「わざわざ3階までお越し頂きありがとうございます。何のようでございますか、部長様」

はい、イヤミたらたらで挨拶をする


る「そんなに嫌わなくてもいいでしょ」

朝「で？」

る「えっとね、今度新入生に部活紹介するでしょ？それでね一緒に考えてくれないかなって」


あーなるほど、人手が足りないから一緒に考えてくれと。そうですかそうですか


朝「他の方は？」

る「これから当たるところ」

朝「……じゃあやります」

る「お、頼もしい…じゃあ、よろしくね」

朝「案だけですから」

る「ふふ、ありがと」


そのままキラキラとした笑顔を張り付けてかえっていった

教室にもどり、席に座る


佐「で、どうだった？」

山「まさか、興味持たれたとか…」

朝「違うよ、新入生の部活紹介の案を考えてくれって頼まれたの」

佐「で？」


朝「オーラやばい、まじかで見ると本当にかっこいいし、かっこいい」

佐「ミーハーか」

山「惚れたのか！？」

朝「山田、変なフラグを立てるな……うん、カッコよかったよ、うん」


うん、見た目はチャラ男だけどね


佐「どうしよう、主人公みたいにキャピキャピしちゃったら…」ﾋｿﾋｿ
※あくまでこのお話の主人公です

山「俺ら、マジのモブ…」ﾋｿﾋｿ

佐「馬鹿かよ、逆だよ、フレンズになっちゃうよ」ﾋｿﾋｿ

この人たち、聞こえてないとでも思ってんのかな

山「おい、朝霧。道連れだけはごめんだぞ」


朝「何の話だよ」


佐「主人公のおともだちとか嫌だから」

そういうことか、なんだこいつら

別に関わろうと思ってないし

朝「大丈夫だ、だって我らはっ！」


「「「モブ班なんだからっ！！」」」


山「さすが佐藤」

佐「さすが朝霧」

朝「さすが山田」


息の合うモブ友で良かった

とりあえず、あの部長に頼まれたことをやりますか


なんとなく窓際の席に腰をかけて、というよりここが私の席なんだけれど……あ


屋上までに紙飛行機飛んだはいいけど回収忘れてた

あそこには恨みつらみが書かれている腹黒いのブラックホールが刻まれているのにな


面倒臭いので後にした

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