34話 自分の仮面 ページ37
ま「なんで嘘なんかついたの？」
先に口を開いたのは相川だった
千ちゃんは顔を青くして焦っている
千「そ、れは……」
もう声がどんどんと小さくなる
まぁ、前は上手くいったもんね
もごっている内に部長は千ちゃんの前に立った
さっきからどうしたんだろう…
る「もう1度、Aちゃんを陥れるため……そうでしょ？」
千「____！！……そんな、はずは…」
天「あるよね？だってあの時の演劇部の失敗はAちゃんじゃなかった」
ｼｰｰﾝ
辺りは静寂に包まれる
相川だけが何それ？みたいな顔をしてる
千「……どういうわけか、あの時起きたことが…朝霧先輩達でさえ忘れていた…そして今もまた…皆にチヤホヤされて…また信頼を無くせばいい思ったわ」
俯きながら喋り始めた聖愛
記憶に関しては全く皆無だけど、確かにこの子が私に対して酷く嫉妬深く妬んでいたことは知っていた
中学と同じことを繰り返そうとした
『どうして、気づいたんですか？部長』
る「んーっとね……何でだろうねぇ？」
チラリと目線だけ会長の方に向ける
天「僕に問わないでください」
え、どういうこと？？
聖「…私をどうするんですか」
不意に千ちゃん…基、聖愛がまだ俯いたまま発した
何故か前よりも私が大人になったのか、それとも気分なのか、それはよく分からないけど…
『別にどうもしなくて良くない？殺されたりとか、命に関係することじゃないし。ましてや裏切りなんてよくある事じゃんw！これから仲良くするじゃダメなわけ？』
意外だと言わんばかりに周りは驚きを隠せていなかった
天「1度ならまだしも2度もなのに？」
『……だって別に私は____』
そ「そうやってまた自分を隠すんだ」
ずっと黙って見ていた一ノ瀬先輩が口を尖らせて言った
『隠す？隠してませんよ』
そ「俺もやっと思い出したけどさ、お前…いつも自分の気持ち後回しにし過ぎなんだよ、だからいつまで経っても変わらないんだよ」
『聖愛は愛に飢えていただけだよ、親に愛されない分、学校で補っていただけ。それだけの事』
聖「……A先輩……」
そ「そんなの理由になんないだろ、自分が目指したいもの他人に譲っていいのかよ！」
そんな事、言われても____
『じゃあどんな風に自己表現すればいいの、私が分かんないよ！無理だよ！だって私は____』
____主人公なんかじゃない
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パチュリア - 林檎さん» いやもうほんとうるさくて申し訳ない…ありがとうございます！ (2017年4月15日 12時) (
レス) id: a9fbc73fe2 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - パチュリアさん» おおおおいつも本当にありがとうございます！！あの、編集の所にある地球マーク押せば出ると思います！ (2017年3月21日 15時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
パチュリア - 相変わらず素晴らしい終わりですね!(泣)8888888888あと質問なのですが、新作アンケのようなリンクを貼る方法を教えて下さいませんか！？ (2017年3月21日 13時) (レス) id: a9fbc73fe2 (このIDを非表示/違反報告)
みゃのさん - 林檎さん» ありがとうございます。みゃのさんが林檎さんや読者様に迷惑をかけていたなら、全力で謝ります。でもみゃのさんも一応、作品を出している人間です。貴女のアドバイス有り難く使わせてもらいます。 (2017年3月20日 21時) (レス) id: 375ad31803 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - みゃのさんさん» みゃのさん自体が、悪気があってやったわけではないと信じているので、今後気を付けた方が良いのではと思います。長々と失礼致しました。良い作品を作ってくれること祈っています(´▽｀) (2017年3月20日 21時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎 | 作成日時：2017年2月8日 15時
