【歌い手】とりあえず自称モブが紙飛行機投げたら主人公達の出会いを変えちゃった話

【番外編】バレンタインデー【前編】 ページ15

『はい、いくよ！せーのっ』


「バレン『ばレ』「バレンタ」」


見事な阿吽の呼吸ですね

おはよう、今日はバレンタインだよ

最悪だね

なんとこの学校、チョコダメなんです！


「せんせーこいつチョコ持ってまーす」


みたいな事言っても、通称たつぱんまんと呼ばれる先生は

「青春は今だけだからなー」


なんてまだ教師やって一年目なのに誰おま、みたいなこと言ってる


『はい、山田。……はい！佐藤さんっ！受け取ってください！！』

佐「おけーしゃけなべいb『うおっ、山田お前流石だな！ちょーうめぇこのマフィン』おいふっといてなんなんだ」


★(´＞ω∂`)ﾃﾍﾍﾟﾛ


佐「さてさて、廊下に行ってとりあえずモブっぽいことしたい人ー」

あ、スルーしやがった

『てことは、いるんですね？』

山「お前らで見てこいよ」


珍しく山田がノる気でない

ほっとくか



『………どれどれ？』


蘭「あ、まふ先輩っ！はいっ！これ…あの、えっと…」

千「大丈夫ー？どうぞ！後輩からの後輩チョコですよ！」


……


『あれさ、蘭ちゃんのフォローになってないよね』

佐「さり気なく自分もちゃっかり渡すという技術センスはピカイチだな」


「うんうん、凄いよね」

「可愛い子だから許されるんだよ」


____！？


山「おーい、佐藤ちょっと来てくれー」

佐「あいよー、てことで！」


あいつらマジ後でしばいたろ


『おはようございます、何しにきたんですか？生徒会ちょーとそこの部長は』

天「ううん、かの有名な学級委員は何をするのかなーって」

る「僕いないことにされてる……違うでしょ、赤城蘭の監s((ﾌｺﾞｯ」

『なんとなく、ご察ししました』

天「理解が早くて助かるよ」


わー怖いなぁうちの生徒会ちょーは。


る「ところで僕にはチョコないの？後輩チョコ(ハァと)」

『塩酸入りのチョコなら…』

る「溶けちゃうね」


天「あ、はい。これ」


渡されたのはチョコでもない折り紙


『私のだ』

天「そらるさんに…彼方先輩に没収されてたでしょ？だから」

『うぉおお救世主とか言いたくないけど、あざす！』




ここに恩人がいた

肝心のあの人はもうちょっとだけ後のお話

バレンタインとかリア充フィーバーな祭りなだけであってわざわざ非リアがそいつらの為にムードに染まらなくちゃいけないとか理不尽だと思う


今日は何事もなく終わりそうで良かった

多分、何事もなく終わる、はず


……うん


_______________


ギリギリバレンタイン間に合ったw

13話 不吉なこと→←12話 四次元おばけ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す