【カゲプロ】 初代【冴える】 と 現役【冴える】~Part4~

138章　　死守 ページ6

クロ「〜♪」


A「・・・；」



　

クロハの腕にすっぽりはまっている状態なので、この位置ではクロハの表情は確認できない。だが、きっとすごく機嫌が良いだろう


頭を撫でてきたり、たまに頬を撫でてきたり


まぁ、それ以上のことはしてこないけど・・・


ん?私今・・・寂しいって思った??


え?ちょっと待って；まさかこれ以上のことを望んでるの!?;


いやいやまさかそんなはずは・・・いや待てよ?



　

A「だとしたら私もクロハと同類じゃん!!!;;(ｶﾞﾊﾞｯ」


クロ「うわ、ビビッた」


A「いや真顔で言われても説得力ないよ；」


クロ「そんなことより、何が同類なんだ?」


A「ｷﾞｸｯえ?え、えぇ〜な、なんのことかなぁアハハ；」





　
私は目を泳がせ、震え混じりの声で誤魔化すが、まったく説得力がない


ﾁﾗｯとクロハの様子を伺うが、クロハはただジーッと私を観察しているだけである


疑っているのか?それともまた変なことを考えているのか


どちらにしてもヤバい状況である


　



クロ「あぁ、わかった(ﾆﾔｯ」


A「え?」



　

クロハの笑みが見えたと思ったら、視界が反転して、真っ青な空が視界一面に広がった


何が起きたか?それは考える間もなく理解した


クロハが私の上に乗って、見下ろしているのだ


クロハは私の頬を撫でて、心底うれしそうな顔で私を見つめた



　


クロ「ほしくなった?」


A「っ!!／／／な、何言ってるのかな?いいから早く退けてくれないかな・・・；」


クロ「恥ずかしがることなんてねぇよ?俺はずっと考えてたし・・・な?(ﾆﾔ」





　
やばいやばいやばいやばい!!


何度か同じような状況になったことはあったが、今回も絶体絶命だ!!


前みたいに脅してみるか?・・・いや、クロハを傷つけるような言動はできればしたくない


いやでも、そうしなければ私が危ない




　

A「す、ストップストップ!!駄目だって!!;」


クロ「Aが望んだことだろ?やめる理由あるか？」


A「望んでないよ!!;ちょっと寂しいなーくらいしか思ってないって!!;」


クロ「へぇ・・・やっぱ思ってたんだぁ?」


A「ｷﾞｸｯいやマジほんと勘弁してください!!;ほんと無理だって!!泣くよ!?思いっきり泣くよ!!??」



　

てかもう泣きそうだし!!；





クロ「ﾋﾟﾀｯ・・・泣かれるのは嫌だな」


A「ﾎｯ」


クロ「いや、泣き顔もアリか(ﾆﾔｯ」


A「はぁああああああ!!??;」

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