150章 足りない ページ18
A「むむむむ〜・・・」
クロ「まだ読んでたのかよw」
A「ふ、ふん!!暇だから読んでるだけだし!!;」
クロ「クスッ教えてやろうか?」
A「ピクッへ?」
クロ「一応、アイツの代わりに授業やってた頃あったし、少しなら教えてやれるけど?」
すごい上から目線でそう言うクロハ
教えてほしいが、もし教えてくれと頼めば私の負けな気がする
A「いいよ!私は自分の力でやりきってみせる!!」
クロ「へぇ・・・ま、がんばれよ」
クロハはそう言い、ベッドに倒れこむと、ゴロンと壁のほうに寝返りをうった
私は部屋のすみで、黙々(もくもく)と本を読み続ける
意味はわからないけど、まずは読みきることが大切だ
・・・静かだ
聞こえるのは、本のページをめくる音だけ
ここまで静かだと、余計落ち着かないな・・・
私はいったん休憩しようと、本を閉じる
そして一息つき、顔を上げると―――
クロ「終わったか?」
A「ぎゃぁあああああ!!!!(ビクッ!!」
顔をあげた先には、すぐ目の前にクロハの顔があった
びっくりしすぎて心臓がバクバクいってる
ほんと、心臓に悪いなぁ・・・
A「ど、どうしたの;」
クロ「ひま」
A「・・・かまってほしいの?」
クロ「ん・・・(ギュッ」
クロハは私を抱き寄せて、ギュゥギュゥ抱きしめてきた
もちろん抵抗はしないが、抱きしめる以外に何かないのだろうか
こうやって抱きしめているだけで、クロハは楽しいのだろうか?
強く抱きしめられる中、私はなんとか顔を上にあげてみる
すると、パチッと目が合った
クロ「何?」
A「いや、楽しいのかなーって」
クロ「ん・・・楽しいとかそういうのわかんねぇけど、なんかムズムズする」
A「??」
クロ「なんつーか・・・Aが足りない」
A「はあ!!??///」
思わず逃げ腰になったが、腕を回されていてそれも叶わなかった
足りないってなんだ?抱きついてるだけじゃ足りないってことなのか!?///
いや待てA、冷静になろう、何変なこと妄想してんだ・・・;
クロ「なんかさぁ・・・(ペロッ」
A「ひっ!///(ピクッ」
クロ「その声、もっと聞きてーなぁって・・・な?(ニヤ」
クロハは耳のあたりを舐め、吐息交じりの声でそう囁(ささや)く
これは・・・非常にマズイ状況だ
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時