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144章  疑い  アヤノside ページ12

放課後の帰り道、シンタローが横で疑問を投げかけてくる中、私はただひたすら考え込んでいた


Aちゃんと、Aちゃんに異常なほど執着するクロハについて


Aちゃんから聞いた話しでは、自分は初代【冴える】で、ある理由でアザミさんの下からはなれ、クロハにたくしたと


だけどその際、Aちゃんもクロハもお互い面識はなかった


実際に会ったのは、公園で・・・いきなり馬乗りにされてキスされた、と


クロハはAちゃんを知っていた


それはアザミさんが最期にAちゃんの名を出したからと言っていたけれど


その名前ひとつだけで、どうやってAちゃんにたどりつくことができたのだろう


ってか、名前しか知らなくて一応初対面だったのに、いきなりキスするって・・・



 


シン「おい!!」


アヤ「うわぁあっ!!??(ビクッ」


シン「お前、また一人で抱え込みやがって・・・俺にも教えろよ!!」


アヤ「あーもう!!アジトに着いたら一気に説明するから!!;」



 

そう言うと、シンタローはムスッとして少し早足で歩き始めた


私はそんなシンタローを見て苦笑いをし、また改めて考えはじめる


Aちゃんが初代の【冴える】だから、クロハは惹かれたのだろうか


同じ能力を持つ蛇だから、好きになったのだろうか


でも、たったそれだけであそこまで執着するか?


・・・いや、でも今思えば当たり前なのかもしれない


クロハは今まで恋をしたことがなかった


だから、自分の“好き”という感情が制御できていない状態なのかも


でもその“好き”が制御できずに、どんどん悪化していけば、いずれとんでもないことに・・・



 

シン「〜っアヤノ!!着いたぞ!!」


アヤ「ピタッあ、れ・・・いつの間に」


シン「ったく・・・」



 

シンタローはあきれてため息をつくと、アジトのドアを開けて「ただいまー」とだるそうに言った


すると、リビングのほうからぴょこっと顔を出し、ニコニコしながら「おかえり〜♪」と、私たちを出迎える・・・・修哉がいた


・・・本当に、修哉が情報をもらしたのかな


でも修哉は、仲間を売るようなことは絶対にしない


やっぱり、クロハが皆を危険にさらすと思ってやってしまったのかな・・・




 

カノ「あれれ??Aちゃんは??(キョロキョロ」


アヤ「!・・・今からそれについて話すことがあるの、皆を集めてくれる??」


カノ「??わかった!」



 

修哉、今の貴方はどこから“欺いて”いるの?

145章  なんでそんな目で見るの?  カノside→←143章  好きになりすぎて


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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
- お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/  
作成日時:2015年9月4日 19時

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