140章 その目に宿りし殺意 ページ8
ガチャッ
ウララ「あらぁ!皆ここにいたのぉ〜??」
A「ついて来たんですか、救いようがないですね」
アヤ「Aちゃん、切り替えが早い・・・;」
ウララ「あ〜!主ぃ!ご無事で何よりですぅ!」
クロ「・・・」
ウララ「ウララすごっく心配したんですよぉ?主を苦しめた奴らを、危うく皆殺しにするところでしたぁ!♪(ニコッ」
アヤ「っ!!」
A「・・・」
すがすがしい笑顔でそう告げるウララの目は、決して笑ってなどいなかった
今にも私を殺しにきそうな、そんな殺意がむけられていた
クロ「・・・よく聞けよ召使」
ウララ「はぁい!主の言うことなら何でも聞きま―――」
クロ「今すぐ消えろ」
ウララ「・・・え?」
クロ「聞こえなかったか?消えろっつったんだよ」
ウララ「そ、そんな・・・主はその女にだまされています!主の味方はウララだけなのですよぉ!!」
主は涙目でそう訴えるが、当然クロハの耳にその言葉は届かない
それを理解すると、ウララは私をにらみつけた
なぜすべて私のせいにするのだろうか、私は別に、クロハに何もしてはいないのに・・・
ウララ「あはは・・・安心してください主、主はきっと・・・きっと、ウララが助け出して見せますよぉ♪(ニヤァ」
A「っ!!(ゾクッ」
ウララはそう言うと、屋上から去って行った
はじめてだ、私は下級の者に恐れを抱くなど
冷や汗が頬を伝う、ウララは必ず私を殺しに来る
それはつまり、アジトの皆が巻き込まれる可能性があるということ・・・
それだけは避けたい
A「・・・アヤノ、しばらくの間クロハをお願い」
アヤ「Aちゃん・・・?」
A「きっと、ウララは私を狙ってくる。クロハのことは私を始末してから迎えに来るだろうから、私が逃げ回っていれば―――」
クロ「・・・俺が、Aを手放すと思うか?」
A「え?」
振り返ると、銃口が向けられていた
その銃口はほかの誰でもない、私にむけられていた
パァンッ!!!
何が起きたのか皆目検討がつかない
考える暇も、驚く余裕もあたえてはくれなかった
ただ、最後に目にしたのは
目を見開いて、必死で私に手を伸ばすアヤノと
ニヤリと笑う、クロハの姿だった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています! 更新大変だと思いますが、頑張ってください! (2019年9月2日 20時) (レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です!敬礼(-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね!じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ 受験がんば!(あ、作者さんは公立受けないのかな?) (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸`)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃(ry です!更新再開おめでとう! (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年9月4日 19時