171章 価値観 ページ40
嫌がってはいない、別に抱きつかれたりすること自体はいやではないのだ
ただ、なんというか・・・
A「は、恥ずかしいだけだよ・・・・／／／」
クロ「へぇ・・・でも、それじゃぁ信じらんねぇな(ﾆﾔ」
A「へ？」
クロハは私を自分と向かいあう形に座らせ、腰に腕を回して逃げられないようにすると、自分の額を私の額とコツンと合わせた
クロハが至近距離にいて、心臓がバクバクいっている
顔がだんだん熱くなっていく
そんな中クロハは私に、ある試練を言い渡した
クロ「Aから俺にキスして?」
A「っそ、それは前にやったじゃん・・・」
クロ「前は前、今は今、できんの?できねぇの??どっち?」
A「う・・・」
やらなきゃ何されるかわからない
やるしかない、一瞬くらいなら私でもできるし・・・
クロハの両頬に手をそえ、目をｷﾞｭｯと瞑って、本当に一瞬だけ
唇が触れるだけのキスをした
たったそれだけで、私の心臓は破裂しそうだった
付き合って長いのに、キスだってもう数え切れないほどしたのに
これだけは、ぜんぜん慣れない
仕方のないことだ、元々恋愛になんてまったく興味がなかった私だ
普通の人よりも慣れるまでに時間がかかる
ﾁﾗｯとクロハのほうを見ると、満足気にニコニコしていた
幼稚というか、なんというか・・・・
A「クロハは、き、キスとか・・・・緊張しないの??」
クロ「キスぐらいで緊張する奴がいるか?普通」
A「(ｸﾞｻｯ」
い、痛いところをつかれた・・・・；
いやでもわからない、それはクロハの価値観であって、本当に常識な人は緊張するのかもしれない!；
そう自問自答を繰り返していると、今度はクロハのほうから突然キスをしてきた
唇をはなすと、クロハは私の首元に顔を埋めて、ｷﾞｭｩっと抱きしめる
A「クロハ??」
クロ「ん」
A「えーっと・・・本読んでもいいかな?；」
クロ「ダメ」
A「えぇ；」
クロハは放してくれる気配がまったくない
仕方ないなぁ、と諦め、私はクロハの頭をそっと撫でた
A「ｸｽｯ子供みたいｗ」
クロ「うるせぇよ、バカ」
A「バカで結構〜」
たまにはこういうのも、良いのかもしれないね
172章 過ぎたことはしょうがないじゃん 【焼き付ける】side→←170章 メール
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名無し16825号(プロフ) - 貴方の作品大好きで、いつも読ませてもらっています！ 更新大変だと思いますが、頑張ってください！ (2019年9月2日 20時) (
レス) id: 8fbf982787 (このIDを非表示/違反報告)
チコリ - 面白くて寝れないです (2016年3月7日 0時) (レス) id: 0b4c6a57d5 (このIDを非表示/違反報告)
馬 - お疲れ様です！敬礼（-_- d///)あ、よく考えたら冴月さん、私の3つ上だったんですね！じゃあ今度から師匠って読んでも良いでございますでしょうか(/・^・キリッ) (2016年2月8日 20時) (レス) id: 0db8b09007 (このIDを非表示/違反報告)
神秦(プロフ) - 作者さん同級生だったんですね！？Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ 受験がんば！（あ、作者さんは公立受けないのかな？） (2016年2月6日 16時) (レス) id: 5243b5578c (このIDを非表示/違反報告)
キーボー( ´艸｀)(プロフ) - 元キーボー☆カノキド廃クロ廃（ry です！更新再開おめでとう！ (2016年2月6日 10時) (レス) id: 3c06f2dd90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冴月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時：2015年9月4日 19時
