【カゲプロ】 初代【冴える】 と 現役【冴える】~Part4~

148章　　何があったの?　　カノside ページ16

全員が集まり、姉ちゃんがAちゃんのことについて説明しだした

話によると、Aちゃんが突然いなくなったクロハ君を探しに行って


しばらく帰ってこれそうにないらしい


Aちゃんを残していなくなるなんて・・・何をしてんだか




キド「大丈夫だろうか・・・」


アヤ「Aちゃんは、心配しなくていいって言ってたよ!安心して待っててだって」


セト「ん〜、俺らも探したほうがいいんじゃないッスかね?」


ヒビ「無理じゃない?見つけたとしても、何されるかわかんないじゃん」



　
ほんとその通りだ、おとなしく待っていたほうがいい


・・・大丈夫かな、Aちゃん


姉ちゃんの話が終わり、僕は自分の部屋へと戻ろうとした


だけど階段をあがる途中で、姉ちゃんに呼び止められる


　

アヤ「修哉!」


カノ「ﾋﾟｸｯん?どうしたの姉ちゃん?」


アヤ「・・・話があるの」




そう言う姉ちゃんの目は、真剣なものだった


僕は素直に姉ちゃんの言うことに従い、姉ちゃんの後ろをついていった


場所はアジトの外、人がいない、廃墟の中だった


　

カノ「どうしたの姉ちゃん?こんなとこに呼び出して･･･」


アヤ「･･･ねぇ修哉、なんで黙ってたの?」


カノ「え?」


アヤ「なんで、記憶を保持していたことを黙っていたの・・・？」


カノ「!!??」


　

なんで姉ちゃんがそんなこと・・・まさかクロハ君が・・・？




アヤ「ねぇ修哉、単刀直入に聞くよ?･･･ウララちゃんに、クロハの情報をもらしたの?」


カノ「え、なんで姉ちゃんがあの女のこと――」


アヤ「お願い修哉!･･･お姉ちゃんの目を見て、真実だけを話して」




混乱した、なんで姉ちゃんがあの女の名前を知っているのか


というか、情報をもらしたって、何？


もしかしてアイツ、Aちゃんたちと接触した・・・!?


僕は姉ちゃんの目を見て、今言える真実を話すことにした



　
カノ「誓うよ、僕は情報をもらしてない・・・もらそうとしたけど、やってないよ」


アヤ「？」





僕は、すべて話した


あの女のことについて


あの女との関係せいについて


そして・・・Aちゃんを、好いていたことも


すべてをありのまま伝えると、姉ちゃんはホッとしたと同時に、悲しそうな表情を浮かべた




アヤ「そっか･･･そうだったんだね」


カノ「姉ちゃん、教えて。本当は、姉ちゃんたちに何があったの?」




姉ちゃんはﾊｯと我に返り、戸惑いながらも、僕に全て話してくれた

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