【カゲプロ】 初代【冴える】 と 現役【冴える】~Part3~

92章　　いつもの昼休み ページ6

桜「次昼休みだよね?一緒に弁当食べよ!(ﾆｺｯ」


アヤ「うん!!」


桜「あ、それと私のことは呼び捨てでいいよ!」


アヤ「わかった!じゃあ私もアヤノって呼んでね？」


桜「了解!」


A「私はやることあるから、二人で食べててねｗ」


アヤ「え？」


桜「Aはいつもそうだよ??昼休みはいっつもどこかに行っちゃうの!」



　




「しかも何やってるのか教えてくれないし」と、頬を膨らませてすねる桜


私だって、好きでやってるわけではないのだ、仕方がないだろう


そうこう話しているうちに、チャイムが鳴った


桜とアヤノは、二人で先に屋上へと向かい、私は"いつもの場所"へと行くことにした


私が向かう場所は、学校の校舎裏・・・・ある程度の察しはついたのではないだろうか


そして、校舎裏にはすでに女子の集まりがいた



　


A「今日もまた懲(こ)りずに呼び出しですか？しつこい人は嫌われますよ」


「あんたも毎日こりないわよね、さっさと降伏(こうふく)すればいいものの・・・」





ｸｽｸｽｯ・・・





A「・・・で、今日はなんの御用(ごよう)で？」


「わかるでしょう??あんたの隣の席、あの人にはかかわらないで」



A「まぁ・・・そんなことだろうと思いました」



「理解が早いわね?まぁそういうことよ、わかった？」



A「言われずとも、関わりませんよ」



「あら、今日はやけに素直ねぇ??」



「つまんなーい」



「せっかく呼び出したのに意味なくね?www」



A「・・・それだけですか?なら私はもう戻りますけど」



「ﾁｯえぇ、行けばいいじゃない」





　




私はすぐに校舎裏を後にした、後ろから女子たちがブツブツと何か言っているが気にしない


そう、"昼休みにやること"というのはこれのことだ


私は毎日、こうやって呼び出しをされる


そして今のように、何かと私を男子と近づけたがらない


今まではキッパリと断ってきたが、今回は受け入れよう


どうせ、学校では関わらないと約束してあるし






　


ｶﾞﾁｬｯ



　



桜「あ、Aおっそーい!!」


A「ごめんごめんｗｗでもいつもよりは早いほうでしょ？」



桜「まーいつもよりはね!」



アヤ「何してたの??」



A「・・・・あ、そういえば私弁当持ってきてないや」



桜「うわぁ!珍しいね!!Aが弁当忘れるなんて」





　


アヤノはまだ聞きたそうにしているが、私は答える気はない

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