118章 不自然 ページ32
しばらく歩き、懐かしい光景が目の前に現れる
107の数字が書かれたドア
アヤノは一度私に微笑んで、ゆっくりとドアを開けた
キド「お姉ちゃんおかえり・・・っ!?」
アヤ「ただいま!つぼみ!」
セト「おかえりッス!・・・って、誰ッスか?」
アヤ「それを今から説明するから、リビングにみんな集めて!」
セト「りょ、了解ッス!!」
久しぶりに見たセトとキドの姿に、私は思わず口元が緩んだ
私のことは忘れてるけれど、それでも、会えただけで嬉しかった
私はアヤノの後ろからついていき、リビングのソファに腰を下ろす
そしてふと、クロハの姿が見えないことに気づき、あたりを見渡す
するとリビングのドアに寄りかかり、いっこうにこちらに来ようとしないクロハがいた
A「クロハ!」
クロ「・・・はぁ」
クロハはスタスタと早足で私のとなりに座り、座ったと同時に私の膝に頭を乗せて寝そべった
よほど顔を合わせたくないのだろう、私のほうに寝返りをうって、向かい側から自分の顔が見えないようにした
その様子に、私は思わず苦笑いだ
アヤ「Aちゃん!皆を連れてきたよ!」
キド「自己紹介がまだだったな、俺は・・・」
A「大丈夫!みんなのことはアヤノから聞いてるから(ﾆｺｯ」
セト「お姉ちゃん!もしかして口外したんスか!?」
アヤ「Aにだけだよ!それにAは能力者だしね!」
シン「!そうなのか?」
A「うん・・・」
エネ「よろしくお願いしますね!新人さん♪」
みんなが私に話しかけてくれてる中、ただ一人だけ、不自然に笑みを浮かべて私を見ている人が一人
・・・カノだった
A「・・・はじめまして、カノ」
カノ「うん!ようこそメカクシ団へ♪」
モモ「私にも後輩ができたんですね!!(ｷﾗｷﾗ」
ヒビ「おばさんより年上だけどね」
やはり不自然だった、もしかしてカノは・・・
ひとつの結論にたどり着こうとした瞬間、コノハが私の膝の上を指差して問いかけてきた
コノ「それ・・・」
A「え、あ、コイツは人見知りなんだ!だから気にしないで?」
クロ「誰が人見知りだって?」
シン「お、お前!!」
クロハが体を起こすと、シンタローは驚いたように目を見開いてクロハを指差す
クロハは指を指されるのが不愉快のようで、顔を歪めた
そしてクロハを見て驚く者がもう一人
A「マリー・・・」
マリ「ひっ!!ご、ごめんなさい」
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - あ、そうだね、ホントのバカノのなっちゃうからやめとくおwww←うん！頑張って欲しいお！ (2015年9月1日 7時) (
レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 落ち着くお´･д･｀)これ以上殴ったら更にバカになっちゃうお(( 頑張るお!! (2015年8月30日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - カノ…！優しいね……けど、ホントは記憶があるってこと思い出したらムカついてきた何かイラっとくるおいカノ一回殴らせろ。←冴月ちゃん！！いろんな意味で頑張れ！！ (2015年8月30日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 冴月さん» じゃ、そっちは悪くないと認めるんだお。(^ω^) (2015年8月28日 18時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» キリないお´･д･｀) (2015年8月28日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冴月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時：2015年8月4日 20時
