117章 返してほしければ ページ31
疲れた・・・私は家が見えてくると早足で玄関へと向かった
早く寝たい、その一心でドアを開ける
そこまではよかった、そこまではいつもどおりだったのだが・・・
母「あら!おかえりなさぁ〜い!」
A「・・・え?」
妹「お姉ちゃんおかえり〜!」
A「・・・(バンッ!」
私はドアを思いっきり閉め、後ろから遅れてついてきてるであろうクロハのもとに急いだ
クロハのもとまで行くと、腕を引いて家から離れた場所まで移動した
クロハは?マークを頭上に飛ばし、首をかしげている
A「お、親が・・・帰ってきてた」
クロ「親?」
A「あーいや、本当の家族じゃないんだけど・・・」
クロ「なんで入っちゃダメなんだ?」
A「見つかるといろいろ面倒なんだよ;」
私は頭を抱え込み、ため息をつきながら塀(へい)に寄りかかる
予定よりも1ヶ月以上早い帰宅、親にクロハを紹介するわけにもいかないし
なんとか見つからないように、クロハを部屋まで移動するか?
いやダメだ、成功したとしても家内での身動きがとれない!!;
A「・・・クロハ、アジト行こう!」
クロ「やだ」
A「お願いだよ!家族いるから家に入れないの!」
クロ「じゃあ始末すればいい」
A「駄目!!;」
維持でもアジトに行きたくないクロハ
どう説得すればいいのだろう・・・
「Aちゃん?」
A「?・・・あ、アヤノ?」
アヤ「また会ったねwどうしたの?」
私は今おかれている状況をアヤノに手短に説明した
すると、突然アヤノは私の腕を引き、ギュッと私を抱きしめた
突然のことに、私もクロハも目を見開き驚いた
アヤ「Aちゃんを返してほしいなら、一緒にアジトに来て」
A「ちょ、アヤノ!!??///」
クロ「・・・チッわかった」
「だからAから離れろ」とクロハが手を差し出すが、アヤノは「いやだ」と言って私の手をつなぎ、歩き始める
クロハはため息をついて、私の空いてる手に、自分の指を絡めギュッと握った
手をつなぐくらいどうってことないと思っていたけれど、なぜかこのときはやけに恥ずかしかった
アヤノに手を引かれ、私とクロハはアジトへと向かう・・・―――
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - あ、そうだね、ホントのバカノのなっちゃうからやめとくおwww←うん!頑張って欲しいお! (2015年9月1日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 落ち着くお´・д・`)これ以上殴ったら更にバカになっちゃうお(( 頑張るお!! (2015年8月30日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - カノ…!優しいね……けど、ホントは記憶があるってこと思い出したらムカついてきた何かイラっとくるおいカノ一回殴らせろ。←冴月ちゃん!!いろんな意味で頑張れ!! (2015年8月30日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 冴月さん» じゃ、そっちは悪くないと認めるんだお。(^ω^) (2015年8月28日 18時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» キリないお´・д・`) (2015年8月28日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年8月4日 20時