116章 変わった ページ30
A「・・・私はずっと、クロハを必要としてるよ。ずっとずっと・・・クロハだけだよ?」
クロ「嘘だ、なら何でアイツらを気にかけんだよ」
A「友達だもん、気にかけるのは当たり前だよ」
クロ「・・・はぁ」
クロハは私の上から退け、立ち上がると、私に手を差し伸べた
私はその手をとって立ち上がるが、つかんだ手を引かれて抱きしめられた
クロ「手のつけようが無くなったら、学校ごと根絶やしにするからな」
A「!・・・そうならないように、頑張らないとね」
クロ「無理だと思うけどな」
A「そんなことないよ!私が本気出せばちょろいちょろい!」
クロ「クスッま、せいぜい頑張れよ」
クロハはそう言い、再び歩き出した
私もその後ろをついていく
森を抜けるまでの道のりで、私はいろいろなことを考えていた
私もクロハも、お互い恋愛なんてしたことがない
でも、私はクロハとは違い、人間とともに暮らしてきて、恋愛のことはある程度理解している
クロハは、自分を制御できていないんだ
好きになったことがないから、恋愛なんて、くだらないって思っていたから
だから、好きの加減ができない
それを私にぶつければ、私がもたないと思ってるから
他の人にあたってしまう
クロハは何も悪くないんだ、クロハも、あの女子たちと同じなんだ
ただ、【好き】なだけなんだよね
だから私が支えなきゃ、私がクロハのブレーキにならなきゃいけないんだ
クロ「このまま帰るか?」
A「うん!」
われながら、私は変わったと思う
あの頃に比べて、人間らしくなったというか・・・
言葉では表せない、でも変わったんだ
メカクシ団の皆と関わってから、私は変わったんだ
A「ねぇクロハ、明日アジトに行こうよ」
クロ「無理、絶対行きたくねぇ」
A「いいから!学べることがたくさんあるよ!」
クロ「学ぶことなんてねぇよ、行かねーからな」
A「えー、じゃあ私一人で行くからいいよ(ムスッ」
クロ「それもダメだ」
A「なんで?」
クロ「明日は学校サボってAと過ごす」
A「!!///そ、そっか、じゃ、じゃあいつかでいい・・・かな?」
クロ「顔赤くして可愛いなぁww」
A「う、うるさいなぁあ!!///」
そっか、急がなくていいんだ
ゆっくりでいい、クロハのペースで行くんだ
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - あ、そうだね、ホントのバカノのなっちゃうからやめとくおwww←うん!頑張って欲しいお! (2015年9月1日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 落ち着くお´・д・`)これ以上殴ったら更にバカになっちゃうお(( 頑張るお!! (2015年8月30日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - カノ…!優しいね……けど、ホントは記憶があるってこと思い出したらムカついてきた何かイラっとくるおいカノ一回殴らせろ。←冴月ちゃん!!いろんな意味で頑張れ!! (2015年8月30日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 冴月さん» じゃ、そっちは悪くないと認めるんだお。(^ω^) (2015年8月28日 18時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» キリないお´・д・`) (2015年8月28日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年8月4日 20時