105章 苦手 ページ19
A「騙した事・・・怒ってないの?」
アヤ「もちろん、そのことにも怒ってるけど・・・一番はAちゃんがなんでも一人で背負いこんでたことだよ!!」
A「!!」
予想外のこと過ぎて、私は思わず目を見開いた
おかしいよ・・・アヤノは
なんでアヤノは、そんなにやさしいの?
なんで、そんなに心が広いの?
A「アヤノは馬鹿だよ・・・大馬鹿だっグスッ」
アヤ「馬鹿でいいよ、でもお願い、何もかも背負い込もうとしないでっ・・・」
アヤノが再び抱きしめてくれると同時に、私の涙腺(るいせん)は崩壊(ほうかい)した
こんなに優しくされて、こんなに良い人がいて
私は幸せすぎて、どうにかなりそうだ
クロ「あー・・・・俺こういうの苦手だわ」
クロハは頭をかきながら、難しい顔をして部屋から出て行った
まぁ確かに、クロハがこういうの得意だったら気持ち悪いしな
想像すると、思わず笑いがこみ上げてきた
アヤ「Aちゃん?」
A「あ、ごめん・・・あとAでいいよ」
アヤ「うん!・・・あ、学校;」
A「あ・・・遅れて行こっか;」
アヤ「うんw」
よかった、また仲良くできるんだ
私たちは、リビングへと足を運び、アヤノにソファに座るよう指摘した
その向かい側のソファには、クロハが寝そべっている
私はお茶の準備をしていた
アヤ「人ん家なのにずいぶん遠慮ないね・・・ま、クロハが遠慮してたら逆に気持ち悪いっか」
クロ「あ?なんで俺の家なのに遠慮しなくちゃいけねぇんだよ、バカかお前」
アヤ「え?」
A「ビクッあ、そ、そういえば言ってなかったっけ;」
アヤ「え」
クロ「同居中ー」
アヤ「・・・
―――・・・えぇえええええ!!??;;」
クロ「うっさ」
A「ご、ごめん!!すっかり言い忘れてて!!;」
アヤ「Aちゃん危険すぎるよ!!;ある意味危険だよ!!;;」
アヤノの言う危険がどっちの意味かは理解している
私もそう思っているところだ
A「だ、大丈夫だよwまだそんなにいってないし;」
クロ「ふーん・・・じゃ、それなに?」
A「へ?」
クロハが指差す方向、そこは絆創膏の張っている方とは反対側の首元
アヤノは私よりも先に気づくと同時に顔を真っ赤にさせる
そして私も、昨日の出来事を思い出し顔を真っ赤にさせる
・・・やばい、アヤノに誤解される!!;
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桜雪(さくらゆき)(プロフ) - あ、そうだね、ホントのバカノのなっちゃうからやめとくおwww←うん!頑張って欲しいお! (2015年9月1日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 落ち着くお´・д・`)これ以上殴ったら更にバカになっちゃうお(( 頑張るお!! (2015年8月30日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - カノ…!優しいね……けど、ホントは記憶があるってこと思い出したらムカついてきた何かイラっとくるおいカノ一回殴らせろ。←冴月ちゃん!!いろんな意味で頑張れ!! (2015年8月30日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 冴月さん» じゃ、そっちは悪くないと認めるんだお。(^ω^) (2015年8月28日 18時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» キリないお´・д・`) (2015年8月28日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時:2015年8月4日 20時