103章 新しい日常へのはじまり ページ17
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ･･･
A「ん・・・?あれ、今日は鳴ったんだ・・・」
目をこすり、起き上がってみると案の定クロハはいなかった
いつも早起きだな、そんな早く起きて何しているのだろう？
そんな疑問も抱えつつ、私は着替えてリビングへと向かった
すると、そこにはすでに制服に着替えたクロハが、ソファに座っていた
A「おはよー」
クロ「ん、はよ」
A「いっつも早いね；何してるの？」
クロ「別に、何もすることねぇからニュース見てた」
クロハの指差す方向を見ると、今は丁度占いコーナーが始まっていた
占いとか、気分によって気になるときもあるが、今日は別に見なくても良い気分だった
私はパンをトースターにかけて、ジャムを用意しておく
A「クロハ、先に行っててもいいんだよ？というか行って欲しい」
クロ「無理、あと約束守れそうにねぇから」
A「え？」
クロ「だーかーらー、今日から学校でも普通に接するって意味」
A「えぇ!!??;昨日それだけはダメだって言ったじゃん!;」
クロハはあくびをして、「そういうことだからよろしく」と、ソファに寝そべってしまった
なんてこった・・・アヤノや桜になんて説明すればいいんだ;
私は思わず頭を抱え込んだ、それと同時にパンが焼きあがる
とりあえずイチゴジャムを塗って、パンを食べながら家から出ることにした
もちろんそのときもクロハは一緒だ
クロ「俺の分は？」
A「くろふぁはふぁべふぁでふぉ」
クロ「何言ってるか全然わかんねー」
A「ﾑｯだから!クロハはもう食べたんでしょ!;」
クロ「うん」
A「ならいいじゃん;」
クロ「でも腹減った」
今は7時ちょっとすぎ・・・今からパンを焼いても十分間に合う
そう思って私は再び家の中へ入ろうとしたのだが、クロハが腕をつかんで阻止した
なぜ止めるのかと聞くと、「Aが今食ってるやつを食いたい」と言って私の口にくわえているパンを奪い、自分の口にくわえた
A「えぇえちょっと!私まだ2口しか食べてないよ!;」
クロ「ほんふぁい」
A「ドンマイじゃなくて、かーえーせー!!」
私はクロハの口からパンを奪い返そうとするが、クロハはちょこまかと逃げる
避けるたびにケラケラと私を嘲笑いに来るクロハに、私はカチンッときた
A「ドS!!鬼畜!!;」
クロ「ふぁいふぁい」
A「スルーすんな!;」
104章 もっと早く【力】になりたかった→←102章 友達と彼氏
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 59人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - あ、そうだね、ホントのバカノのなっちゃうからやめとくおwww←うん！頑張って欲しいお！ (2015年9月1日 7時) (
レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 落ち着くお´･д･｀)これ以上殴ったら更にバカになっちゃうお(( 頑張るお!! (2015年8月30日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - カノ…！優しいね……けど、ホントは記憶があるってこと思い出したらムカついてきた何かイラっとくるおいカノ一回殴らせろ。←冴月ちゃん！！いろんな意味で頑張れ！！ (2015年8月30日 7時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 冴月さん» じゃ、そっちは悪くないと認めるんだお。(^ω^) (2015年8月28日 18時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
冴月(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» キリないお´･д･｀) (2015年8月28日 18時) (レス) id: afd824c661 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冴月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時：2015年8月4日 20時
