179章 決意 ページ1
A「ねぇ、クロハ」
クロ「ん･･･」
A「やっぱり、このままじゃ駄目な気がするんだ」
クロ「･･･」
私はﾑｸｯと起き上がり、クロハをまっすぐ見る
確かに、私が今みんなのところに行ったところで、危険な目にあわせるだけ
でも･･･だからって、いつまでも逃げてちゃいけないんだ
A「クロハ」
クロ「･･･言っただろ、俺はお前意外はどうでもいいし･･･っつーか、この件に関しては
もうとっくに話がついただろ」
A「･･･クロハがどうでもよくても、私は放って置けないんだよ
いまさら何言ってんだって思うかもしれないけど･･･皆は、私にとって大切な人たちなんだ
私を変えてくれた、私を友達と言ってくれて、私を仲間と言ってくれた」
クロ「・・・・」
A「わがままだって･･･自分勝手だってわかってるよ･･･
私は、クロハに我慢させてばかりだし、振り回しっぱなしだ･･･」
勇気を振り絞って、クロハに私の気持ちを伝えた
ずっと、反論できなかった
罪悪感に押しつぶされて、クロハの言うことを聞いてそれに従っていた
私は自分のこぶしを握り締めて、俯き、あふれそうになる涙を必死で目に留めた
泣いちゃ駄目、そんなのズルいから
涙を流して言うことを聞いてもらおうだなんて、とても卑怯だから
A「ほんとにごめん･･･っいまさらだって思うかもしれないけど・・・わたしは・・・」
クロ「･･･ほんと、いまさらだよな」
クロハの手が、私のほうに伸びてくるのがわかった
突き放されるのか、そう思っていたが、そうではなかった
頭に重みを感じて、不思議に思って少し顔をあげてみる
すると、クロハはﾎﾟﾝｯと自分の手を私の頭にのせ、困ったように笑っていた
クロ「テメェが自分勝手なのも、わがままなのも、無駄に仲間思いなのも
今に始まったことじゃねぇだろ?そういうのひっくるめて、俺はAが好きなんだから」
A「･･･!!」
クロ「でもまぁ････あんま乗り気じゃねぇけどな」
そう言って私の頭から手を退けるクロハ、その表情は、少し怒っていた
まぁ・・・そうだよね
クロ「･･･召使はどうにかする。俺としても、野放しにはできねぇからな
ただ、あいつらのことに関しては･･･もう少し考えさせてくれ」
A「･･･うん」
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今井 明希(プロフ) - 更新停止してから随分時間が経ってしまっていました！！読むのが、、、更新頑張ってください！ (2020年5月21日 11時) (
レス) id: 2fe31591b8 (このIDを非表示/違反報告)
スズカ - この小説とっても面白いです！この小説に出会えて良かった！ (2019年6月14日 16時) (レス) id: f2680ccfdb (このIDを非表示/違反報告)
kすずらんk - この、小説スゴすぎですっヽ(ヽﾟﾛﾟ)続きが早く読みたい…。頑張って下さい！応援してます( ☆∀☆) (2017年10月6日 12時) (レス) id: f5bc1d5544 (このIDを非表示/違反報告)
neko - 頑張って下さい！この小説、面白すぎです！早く更新してくれないと、私の身が持ちませんーーー！（自分のペースで続けて下さいね！）では！ (2017年9月1日 17時) (レス) id: 94e031ea78 (このIDを非表示/違反報告)
隆露 - 私とも似てて楽しかった（黒ポニとか話し方とかも）世間は狭いなぁ… (2017年3月23日 18時) (レス) id: 55b7b486eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冴月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Satsuki0111/
作成日時：2016年2月15日 19時
