40章 優しくされる資格なんて・・・ ページ49
A「どうして此処がわかったのですか?」
マリ「んー・・・なんとなく?」
なぜに疑問系(ぎもんけい)
マリーはいまだに私に抱きついたままだった、私は、とくに引き剥がす理由もないので、そのままにしていた
そしてふと、あることに気がついた。
マリーが私に触れていると、【蛇のウロコ】がある部分がうずくのだ
おそろく共鳴しているのだろう。幸いパーカーを羽織っているので、マリーやコノハには【ウロコ】が見えない
コノ「A、みんなのところに帰らないの?」
A「・・・・」
マリ「大丈夫だよA、コノハ君にはちゃんと説明したから(ニコッ」
A「ぁ、いえ・・・すみません。私はもうしばらく、此処にいようと思います」
「なのでお二人は帰っていいですよ」と私が諭(さと)すと、マリーとコノハは顔を見合わせ、何かを決意したかのように一緒にうなずいた
そして私のほうに向き直り、こう言った
コノ「僕たちも帰らない」
A「・・・は?」
マリ「私たちもAと一緒にいるよ!!」
A「だ、ダメです!!!いいからお二人は帰ってください!!」
私一人のために、この二人に迷惑をかけたくはない。
私は必死で止めに入ったが、二人の心は揺るがなかった
そんな二人を見ていられなくて、私は二人に背を向けた
A「・・・お願いします、帰ってください」
ここはマリーの家なのに、私は何を偉そうにこんなことを言っているのだろうかと、自分で自分にあきれていた
マリ「A、私たち友達でしょ?」
A「っ・・・」
此処で【友達じゃない】と言えば、マリーはきっと帰ってくれるだろう
でも私は、冗談でもそんなこと言いたくなかった
だから、黙ることしかできなかった
マリ「お願いA・・・」
A「・・・時間を(ボソッ」
マリ「?」
A「考える時間を・・・・ください」
マリ「・・・うん」
パタン・・・
マリーは一言返事をして、コノハと共に家を出て行った
私はそれを確認し、その場に力なく座り込んだ
私には、マリーにそばにいてもらう資格なんてない
マリーの命を奪おうとしているのに、こんなに優しくしてもらう資格なんてない
なんで私が新しい【女王】の後継者なんだろう。なんで、【女王】は私の体をほしがるのだろう
なにもかもがわからなくなって、私はついに考えるのをやめた
続編に行きます!!。* ゚ + 。・゚・。・ヽ(*´∀`)ノ→←治りましたぁあああああああああああああああああああ!!!!!(たぶん)←
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東方 猫巫女project(プロフ) - 大丈夫!文才ならありますよ!少なくとも私よりは・・・ (2016年2月21日 10時) (レス) id: b79dfac210 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» 黒桜・桜雪「……はぁ、疲れた…」なんで裏黒くんの事を抱いてなかった黒桜が疲れるの!?((黒桜「だって、遠すぎるでしょ!?何で、運ぶのに1日?かかるの!?」だ、だって、遠いんだもん!!((黒桜「お前もう黙れ。裏黒くん運んだし、黒闇ちゃん、おいで、手当する」 (2015年7月8日 17時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 大丈夫大丈夫!(足傷だらけ) 行こ行こ!!? (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» だ、大丈夫?;;;;((黒桜「まつから、早く起きて、怪我したなら後で手当するから。」 (2015年7月8日 0時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» あっちょっと!パタパタ!ゴケ←こけた (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作成日時:2015年5月9日 20時