37章 私の居場所 ページ43
クロ「クスッ・・・Aは泣き顔もかわいいなぁ」
モニターに移るAを、俺はずっと見ていた
ざまあねぇな、【女王】
これでAは俺の・・・俺だけのものだ
ウィー・・・・・・・ガタン
ウララ「主様ぁ?お食事の時間になりましたぁ〜♪」
クロ「・・・・」
まえよりもハデな服になっているこの召使は、先日の件からおかしくなってしまった
口先だけで心配してやっただけで、たかが名前を呼んでやっただけで
女というのはここまで調子に乗るのか・・・・つくづく醜いな
それに、今はこの召使の作った料理なんて食いたくない
クロ「・・・いらねぇ」
ウララ「そうでございますかぁ・・・じゃ、私が処理しておきますね♪」
ガチャンッ
あの容姿といい、口調といい、態度といい・・・吐き気がする
俺はモニター画面に再び視線を向けた
今度はいつ会いにいこうか
すぐにでも会いにいってやりたいが、それでは面白くない
しばらくはモニター越しで簡便してやろう
俺のいない間、Aはどんな行動をとるのか見ものだ
クロ「それにしても、女王はどこまでも愚かだなww」
主とまったく同じ、遺伝子とは恐ろしいものだ
Aの態度が変わっても、責めず、怒鳴らず、心広く受け止めている
そういうところが一番きにくわないんだ
だが、女王がよくても他のお仲間がどう思うのやら
とても見ものだな
クロ「簡単に終わっちゃぁおもしろくねぇ・・・せいぜい俺を楽しませてくれよ?(ニヤァ」
―――――――――――――――――――――――――――・・・
A「マリー、様・・・・すみません、こんなことになってしまって」
マリ「ううん、気にしないで?何かわけがありそうだし・・・」
マリーは今にもまた泣き出しそうだった
私の口からはなたれる一言一言が、マリーを傷つけてしまっている
私は耐えられず、その場から逃げるようにアジトから出て行った
向かう場所は、昔主とともに過ごした森
あそこで少しでも、気が楽になれたらいいな・・・
私は森の奥へと進んでいった
ずっと奥に進んでいくと、木々が日をさえぎらない開けた場所が見えた
帰り道なんて覚えていない・・・・いや、私の居場所なんてないんだ
私は木の幹に突っ伏して、ゆっくり目を閉じた
イラスト集、はじめました+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚:.。+゚→←36章 ごめんなさい
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東方 猫巫女project(プロフ) - 大丈夫!文才ならありますよ!少なくとも私よりは・・・ (2016年2月21日 10時) (レス) id: b79dfac210 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» 黒桜・桜雪「……はぁ、疲れた…」なんで裏黒くんの事を抱いてなかった黒桜が疲れるの!?((黒桜「だって、遠すぎるでしょ!?何で、運ぶのに1日?かかるの!?」だ、だって、遠いんだもん!!((黒桜「お前もう黙れ。裏黒くん運んだし、黒闇ちゃん、おいで、手当する」 (2015年7月8日 17時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 大丈夫大丈夫!(足傷だらけ) 行こ行こ!!? (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» だ、大丈夫?;;;;((黒桜「まつから、早く起きて、怪我したなら後で手当するから。」 (2015年7月8日 0時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» あっちょっと!パタパタ!ゴケ←こけた (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作成日時:2015年5月9日 20時