32章 能力の強制発動 ページ37
クロ「お前ってほんと天然だよなぁ」
A「は?」
クロ「そんな無防備な姿さらして、俺が興奮しないとでも思ったか?(ニヤッ」
A「っ!!///」
私は後ろに後ずさろうとしたが、ここはクローゼットの中、まったく身動きがとれない
クロハは私に覆いかぶさり、首元に噛み付いてきた
A「ひっ!!(ピクッ」
クロ「ん・・・ちょっとやべぇかも」
A「へ?」
今のクロハの目は、まるで獲物を捕らえたときの獣の目だ
これは本格的にまずい、ある意味私の身が危険だ
クロハの腕から逃れようとも、無理なのは目に見えている
大声を出せば皆は来るが・・・・いろいろ失うものが多い
不覚にも、私ができることはただ一つ
A「お、お前の願いを一つだけ叶えてやる!!!だからやめろっ!!///」
クロ「ピタッ・・・マジ?」
A「ま、マジだ」
こうでもしなけりゃコイツは私を喰うだろう
すると、クロハはとてもご機嫌になった
クロ「んじゃ、俺の前でだけ素のAでいろ、いいな?」
A「え、それってつまり・・・」
クロ「あぁ、女王たちの前では素の自分を出すなってことだが?」
A「そ、そんなっ!!無理に決まってるだろ!?」
皆の前で、猫をかぶれというの?
そんな裏切り行為、できないよ・・・
するとクロハは、私の頬に手を沿えて、強制的に自分と視線を合わせた
クロ「叶えられねぇなら、強制だ(スッ」
A「!!??」
クロハの目が赤くなると同時に、私の目が熱くなった
おそらく私も目が赤くなっているのだろう
そしてしばらくして、クロハの目は元の色を取り戻した
A「な、にを・・・?」
クロ「言ったとおりだ、強制的に願いを叶えさせた」
A「ふぇ?」
クロ「同じ能力の蛇だからできる方法、今はそれしか言えねぇよ」
ずるい、強制に叶えさせるなんて・・・それじゃあチートだ
A「とりあえず、そろそろ放してよ・・・」
クロ「お、さっそく効果が出てきたか?(ニヤニヤ」
A「ふぇ?何言ってんの?・・・あれ!?///」
いつもクロハと話しているときの口調じゃない、とても柔らかな口調になっていた
今の私は、素の自分を隠すことができなくなっていた
A「い、いいから放してよっ!!///(ポカポカ」
クロ「そんな可愛いとこ見せられて、放せるわけねぇじゃん(ニヤニヤ」
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東方 猫巫女project(プロフ) - 大丈夫!文才ならありますよ!少なくとも私よりは・・・ (2016年2月21日 10時) (レス) id: b79dfac210 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» 黒桜・桜雪「……はぁ、疲れた…」なんで裏黒くんの事を抱いてなかった黒桜が疲れるの!?((黒桜「だって、遠すぎるでしょ!?何で、運ぶのに1日?かかるの!?」だ、だって、遠いんだもん!!((黒桜「お前もう黙れ。裏黒くん運んだし、黒闇ちゃん、おいで、手当する」 (2015年7月8日 17時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 大丈夫大丈夫!(足傷だらけ) 行こ行こ!!? (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» だ、大丈夫?;;;;((黒桜「まつから、早く起きて、怪我したなら後で手当するから。」 (2015年7月8日 0時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» あっちょっと!パタパタ!ゴケ←こけた (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作成日時:2015年5月9日 20時