25章 嫌だ・・・ ページ30
??「へぇ、随分おもしれぇことになってんじゃん」
A・ウララ「「!!??」」
いつの間にか、クロハはそこにいた
不覚にも、気配を察知することができなかった
ウララは顔を赤くしてクロハを見つめている、その事にすらイラだちを感じた
クロハはゆっくりとウララの横を通り過ぎ、私の前に立った
クロ「よぉ、また会ったな?(ニコッ」
A「っ!!///」
いつもみたいに怪しく微笑むのではなく、ただ純粋に笑顔を見せ付けてきたクロハ
不意打ちだ。私は思わず顔を真っ赤にした
ウララ「あ、主!何故ここに!?」
クロ「ああ、それはな・・・」
クロハはそういうと、ウララの目を真っ直ぐみてこう言い放った
クロ「お前が心配だったんだよ」
ウララ「え?///(ドキッ」
A「!」
ズキッ
A「っ・・・」
胸が・・・痛い
私は今、傷ついたのか?クロハがウララを心配していたから?たかがそれだけで?
わからないことだらけだ、もうわけがわからない
ウララはとても嬉しそうに微笑んでいる、それを見ると更に胸が痛くなった
私はその場の空気に耐えられなくなって、立ち去ろうと俯きながら一歩下がった
だが、クロハは私の腕を掴み、それを阻止した
A「!?」
クロ「【ウララ】、俺は【初代】に話がある。お前はさきに戻ってろ」
ウララ「!!はい!!(ニコッ」
A「・・・っ」
もう嫌だ・・・
ウララはとてもご機嫌そうにその場から姿を消した
気配も感じないことから、完全に帰ったと言っていいだろう
A「・・・放せ」
クロ「は?放すわけねぇだろ?」
A「っ放せって言ってるんだ!!私はアジトに帰る!!!」
クロ「・・・あのさぁ(グイッ」
A「!!??(グイッ」
クロハは私を抱き寄せ、耳元でそっと囁いた
クロ「もしかしてお前、アイツに嫉妬してんの?(ニヤッ」
A「〜っ!!??///」
クロ「クククッw図星かぁ?ww」
至近距離で話しかけられたのもあるが、何より図星を突かれたことに恥ずかしさを感じた
クロハはいつものように、悪戯に笑って見せた
何もかもコイツの思い通りに事が進んでいる気がして、とても悔しい
A「か、勘違いもほどほどにしろ!!///」
クロ「顔真っ赤にされながら言われても説得力ねぇんだけど?」
A「っ!///」
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東方 猫巫女project(プロフ) - 大丈夫!文才ならありますよ!少なくとも私よりは・・・ (2016年2月21日 10時) (レス) id: b79dfac210 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» 黒桜・桜雪「……はぁ、疲れた…」なんで裏黒くんの事を抱いてなかった黒桜が疲れるの!?((黒桜「だって、遠すぎるでしょ!?何で、運ぶのに1日?かかるの!?」だ、だって、遠いんだもん!!((黒桜「お前もう黙れ。裏黒くん運んだし、黒闇ちゃん、おいで、手当する」 (2015年7月8日 17時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 大丈夫大丈夫!(足傷だらけ) 行こ行こ!!? (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» だ、大丈夫?;;;;((黒桜「まつから、早く起きて、怪我したなら後で手当するから。」 (2015年7月8日 0時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» あっちょっと!パタパタ!ゴケ←こけた (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作成日時:2015年5月9日 20時