24章 【嫉妬】 ページ29
私はマリーと離れた後、アジトの外へと出て、できるだけ人気の少ない場所に移動した
あたりは暗闇に包まれ、生温い風が頬を撫でる
何故私が外に出たか、それは先ほどから感じる【殺気】のせいだ
・・・誰なのかは既に見当はついている
私は後ろを振り向かず、声だけで後ろにいる者に問いかけた
A「また来たのか、まったく君も懲りないな・・・・ウララ」
ウララ「あら、気づいてたのねぇ?」
ウララは蛇から人型へと形を変え、ゆっくりと暗闇から姿を現した
私もそれと同時に、ウララと向き合う形で体を向けた
A「気づかないほうがどうかしているさ、何の用だい?」
ウララ「主から許可を頂いたのよ、自由行動をね。だからあんたのところに来たってわけ」
A「ははww私も随分なつかれたものだなww」
ウララ「【ある意味】ね。単刀直入に言うわ、主から手を引きなさい」
A「ピクッ・・・なに?」
ウララ「聞こえなかったぁ??手を引けといったの、もう主に関わらないで」
A「それはこっちの台詞だ、さきに絡んできたのは貴様の主人だろう?」
ウララ「っ!!」
図星、ウララは言い返す言葉が見つからなかった
私は続けてこう言った
A「そんなに私と会わせたくないのなら、今貴様らが進めている計画を今すぐ中止しろ」
ウララ「はっwそんなことできるわけないでしょ?wあんたバカぁ?ww」
言っても無駄か・・・まぁわかっていたことだが
ウララ「主は私のものよぉ?、あんたみたいな奴には絶対に渡さないわ」
A「ピクッそんなに【冴える】が・・・クロハが好きか」
ウララ「は?」
何故だろう、この女がクロハを自分のものと言う度に、とてもどす黒い何かが私の奥底から沸きあがってくる
そして私はすぐにその正体を悟った、これはあの女に対しての憤怒・・・つまり【嫉妬】だ
私の意志とは関係なく、次々に色んな言葉が口からあふれ出した
A「自分のものとは決まっていないのに、そうやって自分の【所有物】とでも言うような口調で話してくる・・・とても不愉快だ(ギロッ」
ウララ「ビクッ!な、なによ・・・」
今私は、自分が思っている以上に怒っているらしい
ウララはとても警戒している
私自身、彼女に危害を加える気はないのだが
今の私は、彼女にとって【死の宣告】を感じさせるものらしい
25章 嫌だ・・・→←ランクUPだああああああああああああああ!!!!泣そして6000突破あああああああああああ!!!
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東方 猫巫女project(プロフ) - 大丈夫!文才ならありますよ!少なくとも私よりは・・・ (2016年2月21日 10時) (レス) id: b79dfac210 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» 黒桜・桜雪「……はぁ、疲れた…」なんで裏黒くんの事を抱いてなかった黒桜が疲れるの!?((黒桜「だって、遠すぎるでしょ!?何で、運ぶのに1日?かかるの!?」だ、だって、遠いんだもん!!((黒桜「お前もう黙れ。裏黒くん運んだし、黒闇ちゃん、おいで、手当する」 (2015年7月8日 17時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 大丈夫大丈夫!(足傷だらけ) 行こ行こ!!? (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» だ、大丈夫?;;;;((黒桜「まつから、早く起きて、怪我したなら後で手当するから。」 (2015年7月8日 0時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» あっちょっと!パタパタ!ゴケ←こけた (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冴月 | 作成日時:2015年5月9日 20時