11話 もし私があの女だったら ページ13
ウララ視点
ウララ「はぁ・・・はぁ・・・」
私は今、研究所の中を必死で走っていた
その理由はただ一つ、主が見当たらないのだ
まさかあの女に会いに!?・・・いや、決定するのはまだ早い
その時だった、研究所の入り口が開いた。そこには主がいらした
ウララ「主!!何処にいらしたのですか!?」
クロ「んあ？別に関係ねぇだろ？」
主は一瞬私を見たものの、すぐに目を離しスタスタと自室に戻られた
どんどん私に飽きてきている主に、私は極度の焦りを感じていた
あの人は私が心配しても、どうとは想わないのだ
ウララ「あの女のせいで・・・めちゃくちゃよ!!!!」
主はとても機嫌が良く見えた、きっとあの女絡みに違いない
私は研究所から出て、あの女を捜した
見張っておかなければ、隙あらばあの女を・・・―――
大通りに出ると、新たな【女王】と【隠す】、それにあの女もいた
私の頬から一滴の汗が流れる・・・まずい、あの女はどんどん私の主に近づいている
ウララ「主はそのうちメカクシ団に接触する・・・当然そこにはあの女も・・・っ」
親指の爪を噛み、必死で考えた
どうすればあの女を仕留められるか
だが主には全てお見通し、あの女を仕留めれば私も消されるだろう
あの女には人を惑わす力がある。主もきっと、あの女にたぶらかされてるに違いない
ウララ「私のほうが絶対に可愛いもの!!あの女がズルしてるのよ!!!」
私はあの女を睨みながら、研究所へと戻った
ｳｨｰｰ・・・ｶﾞﾁｬﾝ
ウララ「主？」
クロ「ｽｩｰ・・・ｽｩｰ」
主は黒いゴシックなソファに寝そべり、規則正しい寝息を立てていた
とても顔が整っている、私は思わず見惚れていた
・・・今なら、バレない？
今なら、主に触れても、いいんでしょうか？
私はそっと、主に一歩近づいた
クロ「ﾋﾟｸｯ・・・なんだ」
ウララ「っ!!い、いえ、こんなところで寝ては、体調を崩されます。」
クロ「仮眠をとってただけだ・・・それと勝手に俺の部屋に入ってくるんじゃねぇよ」
ウララ「ﾋﾞｸｯも、申し訳ありません」
次命令に背いたら消す、そんな目で私をにらみつけた
もし私があの女なら、主はそんな目をしないのでしょう？
ウララ視点 end
12話 人間の中にも、こんなに良い人たちがいる→←10話 【あちら側】と【こちら側】
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東方 猫巫女project(プロフ) - 大丈夫！文才ならありますよ！少なくとも私よりは・・・ (2016年2月21日 10時) (
レス) id: b79dfac210 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» 黒桜･桜雪「……はぁ、疲れた…」なんで裏黒くんの事を抱いてなかった黒桜が疲れるの！？((黒桜「だって、遠すぎるでしょ！？何で、運ぶのに１日？かかるの！？」だ、だって、遠いんだもん！！((黒桜「お前もう黙れ。裏黒くん運んだし、黒闇ちゃん、おいで、手当する」 (2015年7月8日 17時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» 大丈夫大丈夫！(足傷だらけ) 行こ行こ！！？ (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(さくらゆき)(プロフ) - 黒闇さん» だ、大丈夫？;;;;((黒桜「まつから、早く起きて、怪我したなら後で手当するから。」 (2015年7月8日 0時) (レス) id: b6e9f26e73 (このIDを非表示/違反報告)
黒闇(プロフ) - 桜雪(さくらゆき)さん» あっちょっと！パタパタ！ｺﾞｹ←こけた (2015年7月8日 0時) (レス) id: a2cf20776a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冴月 | 作成日時：2015年5月9日 20時
