＃134 ページ36
火曜日…
朝からそわそわしてして、職員室にいてもニノから「なに？今日なんかあんの？」とか言われて…
とにかく朝から落ち着かなかった。
Aちゃん来てくれるかな？
そんなことばっかり考えてたら、いつの間にか昼休みになって、準備室でAちゃんを待つ、おれ。
コンコン…
聞こえてきた音に、おれの心臓がドキドキしだす。
深呼吸して、何もないかのように返事をする。
『榛原です』
久しぶりに聞く、おれに向けられたAちゃんの声…
それだけで気持ちが持っていかれる。
ここに来るの、いつぶりだ？
夏休みかな。
落ち着け、おれ(笑)
そう自分に言い聞かせて扉を開ける。
Aちゃんの顔が見れんくて…でも来てくれたことが嬉しくて、ついつい顔がにやける。
中には入ってきたけど、ずっと下向いたまま扉の前から動かない。
まぁ、だよな…
好きって言ってくれたのに、スルーしたままだもんな。
でも…来てくれた。
なんとかAちゃんにこっちを向いてほしいおれは、「来てくんないかと思ってた」なんてズルいことを言う。
そんなおれの言葉にビクッと肩を揺らしてこっちを見る。
やっとおれの方を見てくれたことにすっげー嬉しくなったけど…平然を装って、日曜日のことを聞いたりして場を持たす。
いつもみたいに続かない会話に焦ったけど、Aちゃんが手に持っている見慣れた弁当入れを見つけて、また嬉しくなった。
「その弁当、おれんじゃないの？」
違ったらどうしようなんて少し不安に思いながら聞いてみる。
『先生のです…』って遠慮がちに言うAちゃんが可愛くて、思わず抱き締めたくなったけど…まぁ、そこは我慢して(笑)
奥にお茶を取りに行った。
出された弁当は１人分。
「食べてきました」なんて言う言葉に寂しさを感じながら弁当を食べる。
１人弁当を食べるおれの横でずっと下を向いて黙ったままのAちゃん。
眉間にシワを寄せて泣くのを我慢してるみたいな顔…
おれがこんな顔させてんだなって思ったらなにも話せなかった。
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Haruno(プロフ) - ゆうもも☆様…コメントありがとうございます！立花先生、まだお別れに納得してませんからね…皆さまに楽しんで頂けるよう、妄想に妄想を働かせ(笑)頑張りたいと思います！ (2016年11月29日 17時) (
レス) id: 8a2baf9fbe (このIDを非表示/違反報告)
ゆうもも☆(プロフ) - はじめまして！んー立花先生が気になります。絶対何かやらかしそうな感じ。不気味だなぁって………。気持ちが通じてるけど、まだ高校生だもん。揺さぶられそうで……。次回を楽しみに待ってます！！ (2016年11月29日 16時) (レス) id: 4bb7c760d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Haruno*
| 作成日時：2016年11月14日 2時
