8 手合わせ ページ11
ガキィィイ！！！！
木刀がぶつかり合う音が、悲鳴嶼さんの屋敷の庭に響く。
俺、悲鳴嶼さん、甘露寺、伊黒、時透、Aの6人で、ある日と同じように3人組になって手合わせをしている。
隊士らは本当に質が悪いらしく、10日経っても宇髄の所でしばかれている。
精々1週間で次に回されると思ってたんだがなァ。甘く見積もってた。
そのおかげで昼間の鍛錬も飽き飽きしており、悲鳴嶼さんトコでこうして手合わせをすることになった。
前回と同じように、負けたヤツらが買ったヤツらに好物を大量に贈ることになった。
結局前はAの組が買って大量におはぎが来ても食べきれず俺も美味しく頂いた。
俺の組は伊黒と時透。
1回目は伊黒 対 甘露寺、2回目は俺 対 悲鳴嶼さんで、今が…
『闇の呼吸 伍の型 闇竜黒炎吐』
『霞の呼吸 参の型 霞散の飛沫』
ガガガガガッ！！！！
｢無一郎くんとAちゃん凄すぎるわ！Aちゃんは、ちょっと恐いけど…2人ともカッコよすぎるわあ！｣
｢ああ…2人とも若いのに剣技が卓越している…｣
｢甘露寺、時透は十四の若僧で黒城は一個下の女だ。惚れてどうする。｣
時透とAの手合わせを見るのは初めだった。それはもう瞬きを忘れるほどとんでもねェやり合いだった。
Aは相変わらず空気をビリつかせ怨念が具現化されたような剣技だし
時透も酔いそうになるほど動きの緩急が激しく惑わされる。気を取られたら一瞬で終わり。
Aは本当に実力がある。
ここに居る誰よりも戦歴は浅いのに、悲鳴嶼さんの次くらいに強いんじゃねェか。
Aが両親を鬼に殺されてからも、また更に剣術を磨き上げたような気がする。
本当にコイツは…
｢不死川、黒城の事しか見てないのがあからさまにバレているぞ。｣
｢…伊黒、事実は認めるが黙っとけェェ…｣
｢キャ！不死川さんたら、愛が深いわ！｣
｢黙れェ。｣
｢不死川…
｢…ハアア。｣
皆して揶揄いやがって…。
今の所一対一で、この手合わせで決着だ。
一回目は伊黒がかなり本気で甘露寺を負かした。後から聞くと、
｢甘露寺とできるだけ闘いたくない。
だから手早く木刀を弾き飛ばして終わらせた。｣
とか何とか言ってたなァ。
悲鳴嶼さんと俺は、分かっていたが悲鳴嶼さんが勝った。全身に目が付いてんじゃねェかと思うくらい感覚が鋭かった。
再びAの方を見るとそろそろ決着が着きそうだ。
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さらりとクマ(プロフ) - 真緒さん» 真緒様！！ありがとうございます！！！不死川さん好きになってくれてうれちい…！作者のことも？えへへ鼻血 なかなか作品出せてない状況ですが一応ゆっくり制作中です是非よろしくお願いします！！ (2022年4月23日 10時) (
レス) id: 8eff2d73b0 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - クマさん！大好きでーす！❤️ (2022年4月1日 13時) (レス) id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
真緒 - こんなにいい作品を読ませていただいてありがとうございます！実を言うと私不死川担ではないのですが（むしろちょっと苦手だった）この作品を読んで好きになりました！これからもクマさんの作品読みにいきますのでコメント見てくださいね！ (2022年4月1日 13時) (レス) @page42 id: f3449b7706 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - 風柱様むざんたおしたとはいえむりしないでくださいね (2021年11月10日 22時) (レス) id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ - わたしいつもおもうときがあるですりあるでかぜがふくと風柱様の事/// (2021年11月10日 22時) (レス) @page39 id: 3ad59a45e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2021年2月3日 0時
