神様.27［マギ］ (ページ32)

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まえにいったこと。ページ32

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「セイバー、私、子供を作りたいの。」

「……は？」

私は彼にその事をうちあけた。まずはどう子供を作るかを説明したが、それは理解出来ても意味が理解できないらしい。
そりゃそうよ、今から話すんだもの！

「…………世界は、続いていく…滅びて、生まれ、、それを続けていくの。分かるでしょ？」

「……おう？」

「貴方にはなぜだか未来のことについても少し話せるから、全てうちあけると……

私は、"次の世界"に私の力を引き継ぎたいと思ってる。」

「……？は？」

「いい？次の世界がある時点で意味がわからないかもしれないけど、それは一旦置いといて…

私はね、この「仏眼」の力を使いこなせないのは、私自身がほかの世界から仏を殺してやってきたからだと思うの。未来を変えられないこともね。」

「……なるほど？」

「けれど、もし未来を見て、変えられて、もっと仏眼を使いこなせたのなら、それって素敵な事じゃない？どんな魔法よりも、世界を支えることが出来ると思う。

でも世界を支えるなんてそんな重荷は娘に上げたくない。いい？次の世界では、私の娘たちはその仏眼の力を受け継いで、大切な人を支えるの!!!大切な人が間違った道を歩みそうになったら正してあげる……それが可能なのよ！」

「え？っとまず、大切な人って？」

「ああ、それは……」

マギシステムが引き継がれることは…教えられなそう……

「…とにかく、私の力を後世にも引き継ぎたいと思ってる。世界を支えて欲しいの。」

「…何となくわかった、」

「でも……私の力は、1人だととても耐えられない……」

フルフルと首を横に振れば、セイバーは悲しそうな顔をする。
やめてよ、そんな顔で見なくていいのっ！

「……だから、双子にします。」

「……え？」

「双子にします。一緒に世界に産み落とされてもらって、2人でひとつとして生きてもらう。難易度は高いのわかってる…！初めての魔法受精なのに双子なんて…って思うと思うけど…それでも、、間に合わないの。試しに1人作ってみる〜とかそんな馬鹿な軽いノリする程暇はない。時間が無いのよ……

だから、双子を産む。私が死ぬ時、あなたはその2人を預かって、後世に持っていって、育ててあげて。」

それからも私はせいいっぱい、彼に説明した。

双子にして、2人とも100年は余裕で生きれるようにすること！そして、2人に仏眼の力を分けること。半分半分ってことね。これは彼ではなく、私が自分で魔法をかける。